せっかく2人きりなのに。
貴方と2人きりの教室 本を探す振りをして貴方を見つめる 目が合いそうになったら目を逸らす そしてまた、貴方を見つめる 嗚呼、何て楽しい時間だろう たった2人、私と貴方だけの空間。貴方をずっと見つめていられる素敵な時間 貴方の横顔にうっとりしていると目が合った。 慌てて目を逸らしたけどもう遅い。 貴方は私の方に向かって『何?』と質問する 「別に。何でもない。」『でもずっと見てたじゃん』「え」気付いてたの?なんて言えず黙る 『何で?』「本当に何でもないから。」『あ、そ。』 会話は終わり自分の席に戻る貴方 私に背を向けて本を読む貴方。無駄なのにね 私は適当に選んだ本を手に取って自分の席に戻る 私の席は貴方の後ろ。ずーーっと貴方を見れる するとまた貴方と目が合った。貴方はさっきとは違う強い口調で『何?』と二度目の質問をする 「いや?別に。」『何もないなら見ないで、私の事』「…あ、髪に何か付いてるよ。取ってあげる」そんな嘘をついて貴方に触れたいだけの私 髪に触れそうになった時、貴方は私の手を振り払う 『触らないで』私を睨み、本を読み始める貴方 せっかく2人きりになれたのに貴方は私を拒む。 どうしてこうなるの?私はどこで何を間違えたの? 今更思っても、もう遅い事は知ってる