約束 ☆恋愛小説☆
「ねぇ。海人君転校するって。」 友人の香里奈から聞いた時は心臓が止まるかと思った。 「え…」 「加奈告っちゃえば?来月らしいよ。」 私の名前は桜木加奈。中学三年生。 今、隣のクラスの海人君に片思い中。 海人君に近づきたくて同じ委員会に入ったりしている。 でも正直諦めている。海人君は全員の告白を断っているらしい。 はぁ…大きなため息をつく。もう海人君のことは諦めることにした。 私の初恋はちっぽけな片思いで終わった。 そのまま時間だけが過ぎ、海人君の転校まで一週間となった。 そんなある日、海人君が教室に入ってきた。 「桜木いる?先生呼んでるぞ!屋上の荷物運び手伝えって。」 海人君に初めて声をかけられた。 「私!?今いきます!」 緊張してめちゃくちゃ小声になった。 海人君と並んで歩くのが恥ずかしくて、早足になった。 海人君より一足先に屋上に着いた。しかし先生がいない。 (先生がいない。もしかして南舎じゃなくて北舎!?) 混乱していると、海人君が屋上に来た。 「かっ海人君。先生…いない…よ?」 「…ごめん。嘘ついた。本当は北舎。」 海人君が隣の校舎を指差す。 「じゃあ…早く向かわなきゃ。」 私は歩き始めた。 「その前に桜木に言いたいことがある。 俺、中一の頃から桜木のことが好きだ。付き合ってくれ。」 後ろから聞こえる海人君の声が夢かと思い振り返る。 香里奈にドッキリを仕掛けられているかと思った。 頬をつねる。痛い。 「…夢じゃねぇし。 返事はいつでもいい。……転校するまでに。」 海人君が歩き出した。すれ違い際に私は海人君に返事をした。 「今、返事しちゃだめ…かな?」 海人君の足が止まる。 「はい。私も中一の頃から海人君のことが好きでした。 つきあってください。」 お互いに黙ってしまった。こうして私達はつき合うことになった。 (ちなみにこの後先生にくるのが遅いと怒られました。) 残りの一週間を毎日仲良く過ごした。 そして今日は海人君転校する日。 私は朝早く海人君に校庭に呼ばれた。 「話って何?」 「俺、今日転校する。その前に言っておきたくて。 ずっと、俺の彼女は桜木だから。」 私は少し笑った。 「じゃあ私も約束する。私の彼氏は、海人君です。」 「ありがと。じゃあもう行くから。」 「うん。さようなら。」 私達はずっとカップルでいることを約束した。 私は高校生になった。いくら告白されてもすべて断っている。 大好きな彼のことを思って。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 如何でしたでしょうか。 ネーミングセンスなくてすみません(汗) 感想お待ちしております。
みんなの答え
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キュンキュン
最高です!キュンキュンしました! 他の作品もあるのかな?気になる! 少女漫画とか大好きなのでめっちゃ良かったです!次の作品などがあったら絶対見ます! 胡桃_Kurumiでした!