[短編小説]甘いハチミツ
私、澤田瑠璃香(さわだるりか)。 恋したいんだけど、恥ずかしいし、なんかまだよく分かんない…。 「ね、夏美。夏美は恋したい?」 「え、全然!男子なんてガキしかいないし」 彼女は、小倉夏美(おぐらなつみ)。 同クラで、私の1番の友達。 言われてみれば、確かにさっぱりしててキリッとしてるから、かなり恋には興味無さそー…。 夏美は私に質問をする。 「逆に、瑠璃香は恋したいの?」 「うん…。したいけど、恥ずかしいし、イマイチピンと来ないんだよね…」 「なるほどぉ~。それはあるあるだわw」 「そうそう。どうしたら恋できるかな…」 「うーん…。」 悩んでいるうちに、\キーンコーンカーンコーン/。 「ああ、チャイムが…。じゃあ後でね、瑠璃香」 「うん!」 …ゲッ。 次、古文じゃん…。 あの先生苦手なんだよ…笑 ~次の日~ 「このクラスに転校生が来ることになった。坂本、出てきなさい」 「はい」 坂本…。坂本君。 「初めまして、坂本颯(さかもとはやて)です。卒業まで同じクラスだと思うので、2年間よろしくお願いします」 ハキハキした喋り方。 透き通った声。 日焼けしたごつい体。 キリッとしたイケメンな顔。 思わず、持っていたシャーペンをボトっと落としてしまった。 「みんな、仲良くするように」 「あーい」 みんな、面倒くさそうな返事をする。 私は、返事をする気にもなれなかった。 …好き。惚れた。 後で夏美に報告…。 「夏美~!実はね…」 「まじかー!ガンバ!応援するよ!」 「ありがとう!ウルウルw」 「じゃあ今日告白したら?早くしないと取られるぞ~」 「そっか。そーだよね」 しっかりとした夏美だから、こーゆーのも取られないように早めに行動するんだね。 「ありがとう!でも、どうやって?」 「それはね…」 「さ、坂本君…」 「ん?何?」 優しい目で、優しい口調。 ほんと、好き…。 私は勇気を出して誘った。 「一緒に裏庭に行かない?案内するよ」 「ありがとう!どんなところか知らないし」 『裏庭はどう?あそこ落ち着くし、静かだよ』 これは夏美。 『いいね!誘ってみる。恥ずかしいけど』 そして、今。 私は告白します…! 「ここ、いいね。気に入った。教えてくれてありがとう」 「どういたしまして。それで、言いたいことがあるんだけど」 「ん?」 「私…、坂本君のことが好きです…。いきなりごめんなさい。あ、名前は澤田瑠璃香。惚れちゃったの」 スルスルと言葉が出てきた。 名前なんて言う必要ないのに…。 「…俺も、惚れちゃったよ。…こんな一生懸命な君に」 それから。 坂本君は、私を包み込み、 「好きだよ、瑠璃香ちゃん」 と言った。 まるで、甘いハチミツのような恋。
みんなの答え
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キュンとした~☆
やばい!今日一番キュンとしたぁ 表現力が神!甘いハチミツのような恋 ココ!最後が好きだわ!ゆあぽよさんっ!もっと短編小説かいてぇ~私は、この小説に一目惚れしましたっ☆