悩み事
思い。 私、栗原千代(くりはらちよ)。生徒会の書記なんだ。 でも、頭がいいとかじゃなくて、普通に受かった、って感じ? だから頭は正直いって悪い。 しかもそれに悩んでる。 で…問題集がぜんっぜんわかんないんだよ…。 うぅぅ…。 「…栗原、うるさい。」 目の前にいたのは、この前転校してきた柴 蘭(しば らん)くん。 なんでも完璧ですっごいモテるんだよね…。でも、本人は全員振ってるらしい。 …無愛想なんだなぁ…。 「わ、私…うるさかった…?」 「うるさい。勉強の邪魔。わからないとこあるんなら教える。」 「へっ?じゃ、教えて!」 「…どこ?」 「全部。」 一瞬で無愛想な顔がしかめっ面に変わる。 「えへへ…。」 「…時間がかかりそうだから家行くぞ。」 「え?」 柴くんの…お家!? 柴くんのお家かぁ…。いってみたいかも! 「わかった!行く!」 「…嬉しそうだな…。」 「いやぁ…まぁねぇ…。」 「…はっ?」 「入れ。」 ちょ、ちょっと待って!?柴くんの家が豪邸なのは知ってるけどこんなにすごいの!? 私の家の30…いや、50倍くらいなんだけど!? 「あ、お兄ちゃん、お帰りーっ!」 「…お茶とお菓子。客だ。」 「はーい!」 えぇっと…柴くんのことをお兄ちゃんって呼んだってことは…弟? かわいいなぁ…。 全然似てない…。 「まずはここから。………。」 「終わったーっ!」 「はしゃぐな。早く帰れ。僕はこれから勉強する。」 こ、これから勉強!?私が考えてる間ずっと勉強してたのに!? 「遊ぼうよー。サッカーとかさー。お前運動神経抜群だもん。」 「無理。…僕は勉強しなきゃ…。」 「?そっかあ…。」 勉強しなきゃ?まぁ…いっかぁ…? トントン… 「あ、もう帰るの?」 「あ…」 あの言葉の意味、聞いちゃおっかなぁ…? 「ねぇねぇ、どうしてさ、柴くんって勉強しなきゃいけないの?」 「ふふっ…。」 弟くんが笑う。柴くんとは全然似てないけど、なんとなく目尻とかが似てるような気がする。 「お兄ちゃんね、発達障害なの。もともと頭すっごい悪くて、みんなにバカにされてた。それがお兄ちゃんは悔しくなって人一倍…いや、もっとかな、勉強を始めたんだ。でもね、やっぱり覚えたことは忘れちゃう。だから…。」 「ずっと勉強してる…の…?」 「そう。」 そういった弟くんの顔はニコニコしていた。 「あ、ありがとう。じゃあね。」 「うん。さようなら。」 「柴くん…。」 ふと視線を後ろに戻すと、さっきまでいた部屋の窓が目に入った。 「そうなんだぁ…。」 どんな子だって悩んでるもんなんだなぁ…。 優秀な柴くんは悩んでる。 私も悩んでる。 きっとニコニコしてる弟くんだって悩んでる。 どんな人だって、悩むんだよ。 完璧な人なんて、いないんだよ。 「…気が楽になったなぁ…。」
みんなの答え
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ありがとう!!
中学一年moonです。 まず初めに「ありがとう」。 私には悩みが数え切れないほどあります。 周りの人は明るく生きているのに…なんで私はこんなに悩まなきゃいけないの?ずっとそう思って生きていました。 でも、この物語を読んでどんな人にだって悩みがあると言うことを改めて感じました。それを再確認させてくれた「@@@@@@さん」本当にありがとう!!