時には過去を振り返って
「ほら前を向いてください。振り返ったらダメですよ」 お医者さんに言われた 「はい。わかりました」 ものすごく沈んだ気持ち 「頑張ってくださいね。さよなら」 そして病室を出て行った 電車に乗って 家まで歩いて 一緒に帰る そんな日常はどこかに逃げてしまった 「ただいま」 いつもだったらおかえりって言うのに。誰もいない部屋にただ懐かし匂いがするだけ 「思い出すな思い出すな」そう自分に言い聞かせる そんな毎日に慣れてきた時だった 今日も仕事が終わり玄関のドアを開け 「ただいま」 誰もいないはずだが明かりがついてる 「おかえり、空。」 あれは私の兄、陸の声だ 「陸?どうしたの?」 しっかりと陸の姿がある。 「どうしたの?って大丈夫?今日お盆だから」 ということは 「海は?」 そう海は私の弟 「いるよ。姉ちゃんおかえり」 私はその場に泣き崩れた。過去を振り返らずに生きてきた自分がこんなかを思い出して 「いいよ。時には過去を振り返ろ?そんな前ばっか見ても苦しいだけだろ?」 陸が私の肩に冷たい手を置いてくれる 「そうだよ。俺思い出してもらわないと来年帰れないよ」 海も手を置く 「うん。ありがとう。」 そして三人でご飯を食べて三人で寝る またむかしの日常が戻った 「姉ちゃん俺もうそろそろ帰らないといけない」 あの日から3日経った。 「また来年思い出してくれよ」 「うん。大丈夫。いつも思い出してるよ」 笑顔で送り出したい 「じゃあな。苦しくなったら、また後ろを振り返ってもいいんだよ」 涙がこぼれる 「わかった。さよなら、また来年絶対会おうね」 そして海と陸の冷たい手をはなした。その途端1人だけの部屋になった また今日も少し前までの日常が始まる end 目高です。 海と陸の亡くなった理由なんだと思いますか?事故ではないですよ。 最後まで見てくれてありがとうございます
みんなの答え
※きびしいコメントを見たくない人は
「見ない」をおすと表示されなくなるよ!
すごー!
あーやです^^* 確かに、ずっと前を向いてるのも辛いですよね・・・。 凄いです!まだ11歳なのに、表現もしっかりしてて読みやすいし! 2人が亡くなった理由、うーん、病気とかかな? 次の作品も楽しみにしてます!