俺の理想とスポーツドリンク【短編小説】
「疲れたぁ!」 そう言い、俺はベンチに座る。そして、タオルで大量に流れた汗を拭く。 俺は地域のサッカーチームに入ってる。まぁまぁ強いぐらいだ。あ、ちなみに中三だ。 「春馬君…!はい、タ、タオル…。これからも、サッカー頑張ってね…!」 美人すぎる女子が隣にいるサッカーのエース、高西春馬にタオルを渡す。 「サンキュ。」 高西はカッコつけてるように言うと、タオルを受け取った。 それを見た俺の感想はこうだ。 リア充爆破しろ…。 「よう!大川康介君!」 肩を誰かに叩かれた。 絶対あいつだ。 「小山、何だよ。ふざけて俺の名前呼びやがって。」 すると、笑い声が聞こえた。 「バレちまったか。」 小山は非リア仲間だ。そして同じ中学。 このサッカーチームの中三で彼女いない奴は俺たち二人だけ。 「それにしてもどうしてみんなバンバン彼女が出来ていくんだ…?」 俺が悔しそうに呟いた。 「あ…。そのことなんだけど、俺、彼女出来たんだ…。」 小山がアハハ…と、わざとらしく笑う。 俺がフリーズすること、三秒。 「はぁぁぁ!?俺たち非リア仲間だっただろ?おいおい!裏切るなぁぁ!!」 小山の肩を必死に俺は揺らした。 「ちょ、落ち着けって!お前もいつか彼女出来るって!」 俺はその言葉にさらに怒りを覚えた。 「この俺に出来ると思うかぁぁ?」 小山はまぁまぁ、と言わんばかりに手を動かしながら言った。 「出来ないと思う…。だってお前理想が高すぎるんだよな…。ツンデレで関西弁を喋る背が150センチぐらいの美人なんて世界中のどこにもいないわ…。」 俺の怒りは収まらなかったが、仕方なく、小山の肩を揺らすのをやめ、ベンチにゆったり座った。 「…どっちから告白したんだ?」 少し、気になって聞いた。す、少しだからな? 「彼女。」 小山は何事もなかったように、バッグから炭酸水を取り出し、シュワァァと音を鳴らしながらペットボトルの蓋を開けた。 「炭酸もう一本あるけど、いるか?」 小山が開いてない炭酸水を差し出す。 「俺、炭酸苦手なんだよ。」 「そうか。」 さっきの騒動とは違い、何気ない普通の会話をいつの間にか交わしていた。 俺はバッグからスポーツドリンクを取り出し、音を鳴らさずにペットボトルの蓋を開けた。 そんな俺の横で小山は、一気に炭酸を飲み干していた。そしてゲップの音が聞こえた。 俺は小山と同じようにスポーツドリンクを一気に飲み干した。ゲップは出なかった。 「今度、大川のクラスに転校生来るらしいぜ。」 その言葉で、俺は口の中にあったスポーツドリンクを少し吹き出してしまった。 「ま、マジかよ?女子?男子?」 小山は言った。 「女子。」 「えぇ!マジ?出身は?ツンデレ?美人?身長は?」 小山はそんな俺を見て笑った。 「そんなことまで分かるわけねぇだろ!前俺のクラスの担任がお前のクラスの担任と話してた時に、女子の転校生が三組に来るって耳に入っただけだしさぁ。」 あぁ!マジなのか!三組…俺のクラスに女子がぁぁ。それがもう俺の理想だったら鼻血出る…! すると、小山が俺の頭をコツンと拳で弱く叩いた。 「何だよその顔。妄想でもしてるのか?」 「当たり前だろ…!」 俺は、残ってたスポーツドリンクを一気に飲み干した。 その空になったペットボトルは、光っていた。 ゆ~ぴんです! 空になったペットボトルが光ったのは太陽の光が反射したからです!! 感想待ってます!
みんなの答え
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すごい良い!!
久しぶりにこのサイト開いたんだけど、凄く素敵な小説が投稿されていたぁ!! ゆ~ぴんちゃん凄いよ! 私は↓こんな感じやな ツンデレ○ 関西弁◎ 身長150センチ○ 美人△
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神だよねゆ~ぴんさん?? これで終わりじゃないですよ(笑) なんかねうん。語彙力あるってこういうことだね(†^†) 私とは違いすぎるねレベルがね。 うん言葉が出なさすぎてうんしか言えないよね。 まじで尊敬通りこして大尊敬…