短編小説みんなの答え:2

おれんじジュース(短編小説)

今でも忘れられない。 …3年前の、あの日のことは。 ーー3年前ーー 宇「にいちゃ、おれんじ買って?」 見慣れた赤い自動販売機の前で、俺の弟、宇海(うみ)が、小さい手をめいいっぱい伸ばして、オレンジジュースのボタンを指している。 お使い帰りの、夕方5時の住宅街は、静かで、少し不気味だった。 響「暗くなるから、帰るぞ。また明日買ってやるから、早くこっち来い」 せかすように、少し素っ気なく言ってみる。 宇「いや!ひびきにいちゃ、買って!」 響「はぁ…わがまま言うなよ。俺、先帰るけど?」 かたくなに自販機の前を離れようとしない宇海に、俺は背を向けて置いていくフリをする。  寂しがりの宇海は、そうすると決まって焦ったようについてくるから。 宇「いやぁ!にいちゃ、おいてかないで!」 少し離れたところにいる宇海が走り出したのを感じ、足を止めて振り返る。 キキキィィィィッッ ドンッッ 目の前が、赤く染まる。 宇海の小さな体が、宙を舞う。 響「ッ宇海!!!!!!」 あの日、宇海は、5歳と言う歳で、この世を去った。 それ以来俺は、あの赤い自動販売機に売っているオレンジジュースが、飲めなくなった。宇海を思い出してしまうから。 あのとき、すぐに買ってやればよかった。そう何度後悔したことか。 ごめんな、ごめんな宇海……。 その時、自販機の前でたたずむ俺にはたしかに聞こえた。 “にいちゃ、にいちゃ笑って。おれんじ、おいしいねぇ” 宇海の、声だった。 俺はその声に、声をあげて泣いた。 泣きながら、そっと、お金を入れて、オレンジジュースのボタンに手を触れた。 帰ったら、お前にやるからな。 ふ、と上を向くと、空は、夕焼け色に染まっていた。 end ちょっと意味わからない話になってしまいました…すいません。 感想、アドバイスもらえると嬉しいです!

みんなの答え

辛口の答え

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切ない…

死んじゃった弟を思うお兄ちゃんの気持ちが切ない… 心にきた…スバラシイ! やっぱ家族内の愛(的な)やつはしんみりきます。 良い小説をありがとうございます! 補足:宇海君が「にいちゃ」と呼んでいるところが少し可愛かった…


おもしろい!

わかりやすいです!短い中でこんなにわかりやすく、感動できる話が作れるのは、読者として読みやすいです! 最後の宇海ちゃんの言葉 感動です(≧Д≦) 事故のシーンは、血の表現より「一瞬のことだった、宇海はぐったりとしていて、俺が何度も名前を呼んでも応えてくれなかった」みたいにした方がいいんじゃないかな~?と思います  かってに、付け加えてごめんなさい。 もっとなんさんの話が読みたいです!楽しみにしてます!


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