淡い初恋と過去
貴女は壊れていた。 秋の放課後、日直だった僕は職員室に用があって遅くなった。 教室に戻ろうと脚を早める。 「ぐずっ…ひっ…」 泣き声が聞こえる。小走りになり、駆け込むとクラスメイトがいた。 「っえ?…なんで…」 貴女は驚いて涙も引っ込んだよね。 「どうしたの…?」 貴女の机の上にビリビリに破れた教科書があって、僕は思わず聞いてしまったんだ。 「…これ。相川さん達が…」 貴女は相川さん達に虐められている。 そう悟った僕は貴女を胸に寄せた。 今思うと大胆な行動だと自分でも思うよ。でも、その系統には弱い僕は、考えるより先に身体が動いていた。 帰り道、あなたは自転車を押しながら聞いたんだ。 「何で川井くんは良くしてくれるの?虐められてるのに。私…。」 儚げに言う貴女は可愛かった。 「実は、僕の姉は中学の頃、いじめられていたんだ。」 「…………今は…?」 「自殺したよ。高校入学前に。」 だからそのせいで虐めに弱かった。 次の日、学校に行っても貴方には会えなかった。貴女の机には、花が飾ってあった。 僕の話が引き金かもしれない。姉が自殺した話で、自殺しないと苦しみから逃れられないと思ったのかもしれない。だが、後悔はしない。あなたがそれで楽になったのなら…。 僕は今、大人になった。貴女のような選択をする人が少なくなるよう、心理カウンセラーの仕事にもついた。 貴女は天国で幸せかな?そうだと良いな。僕は貴女をずっと想っているから。 感想を聞かせてくれると泣いて喜びます!!
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いいなあ、、、
この男の子めっちゃいいこですね… 素敵な作品ありがとうございます!!
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