あのね、沙恵…
「あのね、沙恵…私沙恵のこと大好き。」沙恵は笑う。 「フフフ…美穂は素直だね。あたしも美穂のこと愛してるよ。これからもずっと愛してるよ。」美穂は沙恵の手をとって握りしめた。悲しそうだ。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 「あのね、沙恵…私ね、沙恵といると楽しいの。沙恵は優しいし、お話をいっぱいしてくれるし、それに、ずっと愛した、恋人だから…」 「美穂…愛したなんていわないで!まだ愛してるでしょ?まだ美穂はここにいるよ。動けなくても、まだあたし達恋人だよ!デートなんかできなくてもずっとずっと愛しあってるんだから…」 「ありがとう、沙恵… そうだね、まだ愛してるね。でも沙恵…愛してるなんて言っていいの?だって私は、たまたま沙恵と同じ中学校に通ってた中学生で、そんな私達がたまたま好きになって付き合って、それで私が、たまたま病気になっただけじゃん。あと5ヶ月…死ぬまで愛してくれるの?」美穂は確かめるように沙恵を見上げた。 「あたりまえよ!あたしはずっとずっとずぅーっと!美穂のことを大好きだよ!誓うよ!それに…まだ死ぬなんて…」沙恵は目を細めた。 「死ぬよ…余命宣告受けたんだから。誓わない方が良いよ、沙恵…私が死んだら沙恵が恋愛できなくなっちゃうでしょ。沙恵は優しいから、本当に私のこと好きじゃなくても約束守るでしょ?」美穂は悲しそうに笑う。 「だから大好きだって言ったじゃん!愛してるって言ったじゃん!誓うって言ったじゃん…ずっと…ずっと…美穂のこと…愛してるって言ったじゃん…」沙恵は泣き出した。 「あのね、沙恵……ありがとう。ごめんね、沙恵はほんとのこと言ってるのに嘘みたいに言っちゃって。でも、もし私のことを愛してるんだったら、沙恵が大きくなった時に、私の過去を背負っていて欲しくないよ!だから忘れてね。」 「忘れない…」沙恵は涙をぬぐいながら言った。はっきりと。 「えっ?」 「背負わないよ!でも忘れない。あたしは美穂のことを愛してるよ。」沙恵は決心したように言った。 「沙恵…本当に本当にありがとう。」 5ヶ月後 「あのね、沙恵…」 「なあに、美穂?」沙恵は今にも泣きそうだ。 「やっぱり、忘れないで…私のこと…」美穂はゆっくり唇を動かした。 「あったりまえよ!絶対に忘れない。だから、安心して…」 「…うん………」 美穂の死顔は幸せそうに笑っていた。
みんなの答え
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悲しいけど素敵!
面白いです!少し悲しいけど素敵だと思います。蓮さん文章を書くのがとっても上手いのでもっとたくさん書いてください!タイトルもいいと思います。
感動・・・゜・(ノД`)・゜・
凄く感動しました・・感情移入しちゃいましたよ・・・゜・(ノД`)・゜・ ところで、これって百合(女の子同士の恋愛)ですか?一人称が私とあたしだったので・・だとしても、すっごく良かったです!