夏休みのあの日は絶対に忘れない。
夏休みの終わりごろ、俺は補習があり、学校に行っていた。 補習が終わり、友達が入院したことを母のLINEから聞いた。 学校から直接友達が入院している病院へと走って行き、 個室の病室のドアを勢いよく開けた。 「ハァ…ハァ…入院したって、大丈夫なのか?! 」 いくら吸っても酸素が入ってこない気がするくらい息が荒い。 「もしかして、走ってきたの?歩いてこればよかったのにー」 ベッドに座っていた友達がびっくりしながら言う。 「で、なんで入院したの?大丈夫なの?」 「俺、昔から病気あんじゃん?それが悪化しただけ。大丈夫。」 大丈夫と言われ、とりあえず安心した。 「今は大丈夫だけど、医者は、あと数ヶ月だって。 病気自体はそんな良くないみたい。」 安心が一気に無くなった気がした。 「大丈夫じゃねーじゃん!え?数ヶ月?夢?ん?」 「だから、聞いてほしいお願いがあるんだ。」 と、一冊の小さなノートを渡された。 そこには1ページ1ページに大きな文字で、 『友達と一緒にゲームをしたい。』 『友達と一緒に沢山沢山話したい。』 『友達と一緒に漫画を読みたい。』 などが書いてあった。 「これを、一緒に叶えてほしい。」 真剣な眼差しだ。NOと答える訳にはいかない。 「分かった。一緒に叶えよう。」 そう言うと、友達はニコッと笑い、ノートをしまった。 8月18日(火) 病室にゲームを持っていき、一緒にゲームをした。 俺ばっか勝ってたから、手を抜いて負けると、 「お前今手抜いたな?」と軽めに怒られた…w 8月19日(水) 病室に行き、沢山沢山話した。 学校でこんなことがあった。 病院でこんなことがあった。 先生がこんな面白い話をしてくれた。 看護師さんがとても優しい。 など。昼から行って、夕方まで話が尽きなかった。 8月20日(木) あいつが好きな漫画を全巻かばんに入れて、 いつも通り病室に行き、読みまくった。 好きな漫画が読めたからか、あいつはめちゃくちゃ笑顔だった。 8月21日(金) 一緒に絵を描いた。 昨日持っていった漫画を見ながら。 病室に来た看護師さんに見せると、すごく褒めてくれて嬉しかった。 ~数ヶ月後~ やれることはやりきった。 もうこうしとけばよかったって悔いはない。 楽しかったな。 そう思いながら夕食を家で食べていると、 電話がかかってきた。 その内容は、「あいつが死んだ。」だった。 さっきまで元気だったのに。 また明日ね。って手を振ったのに。 聞けば少し前から食べ物が食べにくくなったり、 息がしにくいことがあったそうだ。 俺の前では調子良さそうにしていたのに。 急な訃報に、気持ちの整理が追い付かなかった。 信じられなくて。 でも、やれることはやりきったから、良かったと思った。 やりきれないままだったら、多分一生後悔していたから。 あの日の楽しかったことは、絶対に忘れない。 どうも、湊です! 最後まで読んで頂きありがとうございます! どうだったでしょうか? 楽しんで頂けたなら幸いです。
みんなの答え
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感動!
カレ・カノジョがこうなっちゃったレンアイ感動物もいいけど、 すごい友情!ってものも良いですね・・ 最後がすごく良くて、本当の小説だったら、さし絵が青空と主人公みたいな、 キレイな絵があいそうです! (あれ?ほめ方変・・・?)
シンプルに泣ける
え、最高すぎません??私は語彙力ないので、一言で伝えます。 最高
神様!!
私作家をめざしてるんです! あなたみたいになれるようがんばります!
わぉ!
プロになれるかもしれないですよ!?これからも応援してます(^_-)-☆
天才作家発見
わぁーすごいですねー! 読み手を惹く文章、日記状進行形と通常進行形に分けているのがすごいです! とにかく、恋愛小説とかも…見てみたいなぁ…。(単なるリクエストです) たった今ファンになりましたw これからもおうえんしてまーす
感動しました!
湊さん、あなたは天才ですか!? いい話ですし、すごく感動しました!!
湊さぁぁん!!!
もっけ飴です(*´∀`*) 凄い、感動しました!! 日記風なのも好きだし、終わり方とかもう最高。 これからも頑張ってください~(^^) それでは~。
面白かったです
とても良い小説をかいてくださってありがとうございました