生きたい彼女、死にたい私
目の前で親友が、まだ生きてたいって泣いている。 親友は病気で入院していて、今度、大きな手術をしなければならない。 こういう人に、可哀相って思うことが失礼なんだろうなと知っている。でも私はもっと酷いことを思っている。 私は死にたいって。 別に私は、暴力もイジメもうけてない。友達もいるし、頭も悪くないし、仕事ができないわけでもない。後輩にも慕われているし、先輩にも期待されている。 …でも、つらい。 友達がいるということは、すなわち、その友達を失わないように努力するということ。 頭が悪くないということは、すなわち、悪くなれば叱られるということ。 尊敬されたり、期待されたりするということは、すなわち、それに応えられないといけないということ。 今の自分を保つのは、こんなに難しい。 毎日毎日、喋る言葉、ささいな行動、すべてに気を遣って。 でもそれは、誰にも褒めてもらえることじゃない。 やらなければ何か言うくせに。 次の日、また親友のお見舞いに来たので、少し気になったことを聞いてみる。 「亜美ちゃん、私の余命を貰えるって言われたら、貰う?」 あみ、というのが親友の名だ。 「え、何言ってんの?貰うわけないでしょ?」 「そう?」 案外ぽかんとした顔をされた。え、あんなに生きたがってるのに、良いんだ。 「そう?って…え、美和、死にたいの?」 みわ、は私の名である。 「んー…いやその…」 死にたいかと問われれば、死にたい。 「死にたいの!?え、なんかあった?相談してよ…!」 「え?」 相談?相談とはなんだろう。相談なんてしても意味は無いのに。 「いいよ、別に何も」 「何もなく無い!思ってること話してよ。知りたいから」 知りたい。知りたいんだ。じゃあ、教えてあげようかな。 「あのね、…」 何故か話す気になった私は、思ってることを全部、全部、彼女に言った。 話終わると、亜美ちゃんは私をギュッと抱きしめた。 「ごめん亜美ちゃん、嫌いになったでしょ」 こんな話をしたら嫌われるのは、知ってる。 でも、 「嫌いになるわけないじゃん…話してくれて嬉しい」 彼女は私の顔を見てそう言った。 「嬉しいの?」 「当たり前でしょ」 そして亜美ちゃんはまた、口を開く。 「あのね、友達っていうのは、友達の話を聞くのが好きなんだよ。自分に弱みを見せてくれるのが嬉しいの」 「そうなの?」 「そうなの」 そうなのだろうか。面倒臭くないのだろうか。 「友達っていうのは、そんな簡単に切れるものじゃない。だから安心して、いっぱい愚痴をいえば良いの」 (友達っていうのは、簡単に切れない…?) 本当に? 疑いながら亜美ちゃんを見ると、彼女はとても優しげで、でも力強い瞳でこちらを見つめていた。 その瞳を見ていると、なんだか信じたくなって来る。 ―――友達は、そんな簡単に切れるものじゃない、と。 「勉強なんて、できなくても別に良い。期待に応えなくたっていい。そんなののために美和はいるわけじゃない」 そう言ったあと亜美ちゃんは、もう一度、私に語りかけた。 「美和は、生きてるだけで褒められるべきで、愛されるべきなんだよ。美和がどんな人でも、 私は美和が大好き!」 亜美ちゃんは、もう一度私を抱きしめた。 しばらくすると、亜美ちゃんの肩が濡れてきた。なんでだろうと思ったら、私が泣いたからだった。 「えっ、もー泣かないでー?」 亜美ちゃんは私の髪を撫でてくれた。 「私も、亜美ちゃん大好き…」 思ったことを、考える前に口に出してみる。 どう思われるかなとドキドキしていたけれど、亜美ちゃんは 「ありがとう!」 そう言って笑ってくれた。 END 読んでいただきありがとうございます!楽しんでいただけたら幸いです。 臣です。おみ、と読みます。美和みたいになる時期が定期的に来るのですが、そのときに書きました。 誰かの心に残れば、とても嬉しく思います。 感想やアドバイス、お待ちしています。喜んで読みます! ※なりすましや盗作等は本当に悲しいです。絶対にやめてください。
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すごいですね!もう勝てるところないですよ
どうも、鈴木爆撃機です。 作品面白い。 ファン多い。 アンチ(批判的な意見言ってくれる人)が居るほど有名。 恋愛的な描写上手い。 考えさせられる、深い内容の作品書ける。 もうあなたには勝てない気がします。 これこの後亜美さんどうなったんでしょうか...手術上手くいったんでしょうか... まあ、どちらにしろこの作品が良いことには変わりないですね!
すごい!…けど、
臣さんやっぱりすごい!私も美和ちゃんにちょっと共感します。周りから天才天才言われて(自慢してるわけじゃないです)相手は気づいていないだろうけど、プレッシャーや期待を抱えきれないくらいかけられてもう潰れそう。 けど、別に期待なんかに応えなくていいんだ。そう思えました。もうすぐ中間テストで張り詰めてた気持ちが少しほどけた気持ちがしました^^*。ありがとう!! それ、と…せっかくステキなお話だったのにちーかさんのコメントで少しイヤな気持ちになりました。ちーかさんはこんなにステキな作品かけるんでしょうか?すごく上から目線でビックリしました…。
はい、アドバイスしてあげますよ。
表現法がなかったし、もっと小説っぽくした方がいい。 あと、終わり方もエ夫すれば?
ううぅっ、臣さぁぁん!
こんにちはぁ!エナガ大好きなシマエナガでーす! この小説好きすぎて、音読してしまいました!w 凄い心に響きました! すごいなぁ、憧れる! もうこれで、読み返したの五回目くらい…笑 神作品です! では!
臣さん……
臣さんの小説よく見かけます!! 毎回すごい作品で、感動してます泣泣 これからもぜひ、素敵な作品読ませてください!!
うっ(^^)
はい!!はい!!ゆはでぇ~~す!! まじ神作来たわ(^∀^)/(´ω`)/ウッヒョ~ あっ教科書に載られる予定の…。 あっそちらの臣さんですね! (茶番しんどいとか言わないで) 神作すぎて…。ううう((ホラーかな 語彙力が…ありすぎて…。 友達の絆っていいよなぁ((バカ殿s 美和ちゃんが生きたいと思ったのは良かった!! 亜美ちゃん名言出しすぎじゃ…。 おみちゃんさすがにこれは天才…。 クラスでは優等生でまちがいなし(( あっ私の語彙力がしんどいね…。 (小5なんでしょうがn((は) これからもよろしくね(^^)スキッ
世界観に惹かれます。
タイトルに惹かれ、読ませていただきました。 小説、すごくよかったです。 臣さんの考え方が 優しくて暖かくて、響きました。 誰かを応援するようなお話で尊敬です。 また書いてくださると嬉しいです!
感動だよ~。。
初めまして、ひよりです! 臣さんの作品、今まで何度か読ませて頂いたことがあります。 臣さんが投稿して下さる物語はどれも素敵で、感動し、時には笑って…。 でも今回の作品は1番心に残りました…!(もちろん、その他の作品も読んだ後その事ばかり考えています笑) だから、今回は初コメントさせて頂きました!! これからも素敵な物語を作り続けてで下さい! またお会いしましょう!
この作品も良すぎ!!
臣さんファン・・と名乗ろうかな。(オ一ミン、ってコト?) ホン卜すごい!ソンケ一。 「友情亅が感じられる。 次作、楽しみにしてます。待ってます。 じゃあね!
最高です!!
ピュアで心に突き刺さるお話ですね! いつの間にか美和ちゃんと亜美ちゃんを私と好きな人に置き換えて読んでました((殴