短編小説みんなの答え:1

あなたとふたり、ティータイム。

カチャリと、二人分のティーカップをテーブルに置く。 後ろを振り返れば、妻がうきうきとポットを抱えてこちらへやって来ていた。 ふふふーん、なんて鼻歌を歌いながら、カップにお茶を注ぐ妻。その可愛らしい姿を微笑ましく思いながら、冷蔵庫に仕舞っておいたチョコレートを取り出して、皿に盛った。 二人ともほぼ同じタイミングで、向かい合わせの椅子に座る。 俺達夫婦が、何よりも大切にしている、お茶の時間。例えどれだけ忙しい日でも、必ずこの時だけは、二人でゆったりと語らいながら休息を取る事。いつしかそれが、夫婦間の暗黙の了解となっていた。 『いただきます』 『いただきますっ!!』 俺の挨拶の後に、妻の弾んだ声が続く。湯気越しに見える瞳は、とても優しく細められていて・・・やはり彼女と結婚して良かったと、毎日俺は思うのだ。 幸せを噛みしめるように、ゆっくりとカップを傾ける。 ふわり、と鼻腔を擽る茶葉の香りが、いつもと少し違う。何というか・・・すっと、爽やかな味がした。 『・・・もしかして、この茶葉・・・いつもと違うやつか?』 顔をあげてそう尋ねれば、彼女の顔がぱあっと晴れる。 『気づきましたか!?うふふー、いつもの紅茶じゃなくて、鳩麦とレモングラスのお茶にしてみたんです。お店で試飲したら、とっても美味しかったから』 ああ、この爽やかさはレモングラスか。なるほどと頷きながらもう一度お茶を口に含み、その風味を堪能した。 美味しいですか?とこちらを覗き込む彼女に笑みを返して、その頭をくしゃくしゃと撫でる。 『いい茶葉を選んだな。俺も気に入ったよ』 『リピート、決定・・・?』 『ああ。そうだな』 やったーっ、と妻が両手をあげて喜ぶ。 ・・・別に俺は、お前が選んだ茶葉なら何だって美味しいと思うんだがな。 ニコニコと笑ってカップを傾ける妻の姿は、いつ見ても美しい。・・・自分でも気持ち悪いレベルに惚気だが、本当にそう思うのだから仕方が無いだろう。 麗らかな日だまりの中で、愛する人と、二人っきりのティータイムを。 『俺と結婚してくれて、ありがとうな』 『ふふ、こちらこそ!』

みんなの答え

辛口の答え

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('∀´)

素敵な作品ッ!! 結婚してからの幸せが小説に緩い感じで書かれてて私も見ててほんわかしました(´ω`) あと、紅茶のシーン!! 女の人がすごく幸せそうに喜んでいるところが頭に浮かびました…。 睡さんの作品っていつも想像が出来て楽しいです(^∀^) 私にはきっとできません(笑) 睡さん、本当に14歳ですか…? とても楽しく読ませていただきました!!ありがとうございましたッ♪


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