北野探偵と瓜田助手
僕、北野絵留(きたのえる)。 絵留っていう名前、珍しいでしょ? 意味は、賢くなってほしい…みたいな感じかな、 でも、もうその母さんはいない。 父さんは病院で働いている。 幼なじみの瓜田梨沙(うりたりさ)は僕によくちょっかいを出してくる。 そういう風に、僕に構ってくれるから、僕の好きな人だった。 「絵留ーおはよー。」 「あ、梨沙。おはよう。」 「髪。」 「髪?」 「跳ねてるーっ!おっもしろーい!」 …嘘でしょ…。 朝っぱらから梨沙にいじられるなんて…。 僕は髪を触ってみる。 「はい。鏡。すぐわかるよ。」 恐る恐る覗くと… 前髪がすっごい跳ねてた…。 「えぇっ!?」 「やばいよ。私のピン留めいる?」 「うん…。ごめん…。」 梨沙はいじってくるけど、その分優しい。 校門をくぐり、教室に着いた。 今日の教室はいつもの教室じゃなかった。 「ないっ!どこにもないっ!」 「体育室にもなかったよ…」 「廊下もなかった。」 「…どうしたの…?」 「神尾さんの家の鍵、なくしたんだって。校門を通った時はあったんだけど…。」 鍵…!? 鍵をなくすって…それはないよ…。 僕は鍵のありかを探してみる。 鍵とかだったらひかるから普通はすぐに見つかるはず。 つまり、落としたところは人通りの少ない場所。 …さっき、体育室にもなかった…って言ってた!? 「体育室のところらへんかなぁ…。」 「あっ!そういうこと…。私もそう思う。」 梨沙は腕組みをしながらそう答えた。 どうやら一致みたい。 「体育館にはなかったんだよ?」 「うん。神尾さん。体育室には何をしに行った?」 「へ?あぁ、もうすぐダンスの発表があるから…練習に…。」 「音楽はかけた?」 「うん。」 「それならあそこしかないわ。」 梨沙も気づいたみたい。 …そう。音楽をかけたということはCDをかけるために周りよりも少し高い舞台にあるはず。 みんなはそこもみたけれど、あそこは暗すぎる。 だから見つけられなかった。 「電気、つけるね。」 「電気…?」 「よっし。おっけー。梨沙、そこにはない?」 「んーっと…あったあった!これかな?」 「あっ!ありがとう…!これで家にはいれる…野宿しなくて済むよぉ…。」 さすがに母さんがきづいてくれるでしょ。 「ま、よかったね。鍵見つかって。」 「うん!ありがとう梨沙ちゃん!」 「お礼なら絵留にも言ってよね。私は絵留が体育館って言ったから気づけたんだよ。」 「…北野くん、ありがとう!」 うー…。 こーゆーときってどう答えればいいのかわかんないよ…。 「あー。うんー。まぁー。うん…。」 「何曖昧な返事してんのよ!」 その瞬間、ドッと笑いが起こった。 ま、みんなが笑ってるんだしこれでいっか。
みんなの答え
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探偵系きたーっ!
よく考えましたね! なんか…すごい… 納得できる! すっごくいいと思います! これからもかいてくださいね!