短編小説みんなの答え:3

気づけた日。

 今、俺はビルの屋上に居た。靴を脱ぎ、柵に手をかけて立っていた。飛び降りようとしているわけではない。ただ、疲れた時にここに来るのが好きだった。  30分ほどだろうか。ぼーっと月を眺めていたらガチャ、と扉が開く音がした。驚いた。俺がここに来るのは夜中だから、今まで誰かに会ったことはない。  扉の方を振り返ると、そこにはよく遊ぶ仲良しの彼がいた。 「…ユウくん。」 「レオ。どうしたの。」 「………死ぬんですか。」  その時、俺は死ぬつもりではなかったのにそうだよと答えてしまった。どう思われたかな…自分で言ったくせに怖くなってしまった。でも、その後の彼の言葉に驚かされた。 「…そうですか。じゃあその前に少し話しませんか?」  てっきり止めにくると思っていた俺は、驚いた。  そのあとしばらく友人同士での楽しかったことや友達の笑い話など、たくさんの話をした。今までの思い出をたくさん話して、俺は幸せだったんだなぁと改めて感じた。  そして、気づいたら俺は涙を流していた。自分でも驚いた。俺、やっぱり辛かったのかなぁ。そしたらレオはこんな言葉をかけてくれた。 「ユウくんはすごいです。たくさんたくさん努力して、何があっても諦めない。僕らが困った時はいつでも手を差し伸べてくれた。大変でしたよね。」  レオの言葉を聞いた俺は、栓が外れたように思いっきり泣き出した。友達の前で泣くのは嫌だったが、今ならいいかなと思った。レオも泣いていた。 「レオ。俺、幸せだよ。生きていてよかった。」 「その言葉が聞けて良かったです。」  レオは泣きながら笑顔を浮かべ、立ち上がった。 「今日は帰りませんか。僕の家行きましょうよ。」 「うん。ありがとう。」  今の俺の人生がどれだけ幸せだったか気づけた俺は、靴を履き屋上を後にした。 _今日は、俺が改めて自分が幸せだと気づけた日。 もう俺がここにくることはないだろう。 end __________ はじめて小説を投稿させていただきました、風真と申します。 もともと文章を作るのが好きで投稿をさせていただきました。 少しの時間でも楽しんでいただけたらすごく嬉しいです! 最後まで目を通してくださりありがとうございました!

みんなの答え

辛口の答え

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好きだな

レオくんの敬語が可愛い。 ユウくんとレオくんの友情は神。 レオくんみたいな友達が欲しい!! 頑張ります…笑


ひょえ…好みだったわ…

すごく素敵なお話でした!導入の部分に惹かれて読んでみたのですが、期待通り…というかもう期待を超えてました(笑) 友達いい子じゃん…こんな友達欲しい。 面白かったです、読ませてもらえて感謝します♪


すごい!

とってもgoodでした! 私も小説を書くのが楽しいです! 次も楽しみにしています!風真さん!


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