最後の思い出
「けん!どこにいるの?けん!」 どうしよう。どうしよう。私のせいだ!けん・・・戻ってきてよ。 3日前 「わぁぁ!」 「どうしたの?」 私名前は鈴木美枝(すずきみえ) 友達の、霧島和乃(きりしまかずの)ちゃんが、叫んだ。 「この、子犬・・・捨てられたのかな?」 「え?子犬?」 そこには、『くぅ~ン』と寂しそうになく子犬がいた。 「この子・・・二人で育ててあげようよ。」 「え!でも・・どこで買うの?私たちのマンション飼育禁止だよ?」 「・・・・・。どこかに隠して、時々餌槍とかしに来たらいいじゃん!」 「え。でも・・・」 「お願い!」 「・・・・。わかった。でも、1週間だけだよ?」 「え?どうして?」 「私、引っ越すの。」 「えぇぇぇぇぇ!そんな話聞いてないよぉ!」 「ごめん。」 「・・・・。じゃあ、私と美枝ちゃんの最後の思い出だね!」 「うん。」 それから、私たちはその子犬を『けん』と名付け一緒に育てることにした。 6日後・・ 「けん!ごはんよぉ。」 今日は、私がけんの面倒を見る番。餌をあげる時間が来た。私は、段ボールをそっとあけて餌をあげた。今日が・・最後。 その時だった。 「わんわん!わんわん!わんわん!」 けんが、吠えながら走っていった。私は、けんを必死で追った。でも、けんがあまりにも早く走るので追いつけず、見失った。 「けん!どこなの?けん!けん!どこにいるの?けん!」 呼んでいると、和乃ちゃんが来た。 「どうしたの?美枝ちゃん。」 「実は・・・」 私は、今までのことを話した。和乃ちゃんも一緒に探してくれた。 「「けん!どこ?」」 でも、けんは見つからず 「けん・・・いないね。」 「うん・・・いない。けん・・・どこに・・いったんだろう・・・・」 私たちは、ぼーっとけんのいた段ボールを見つめてぼそぼそと言い合う。その時だ。 「わん!」 ・・と、けんのような声がした。 「けんが、今吠えたね。」 「うん。」 「きっと・・て・・て・・てんご・・ご・・く・・」 「美枝ちゃん!まだ・・まだ・・し・・死んだ・・って・・決まった・・・・わけじゃ・・な・・ない・・のよ!」 「和乃ちゃん!でも・・でも・・でも・・けんは・・け・・けんは!」 「わん!わん!わん!」 私と和乃ちゃんは同時に後ろを見た。するとそこには、ボロボロで真っ黒のけんがいた。 「「けん!」」 と、言うとけんが 「わん!」 と元気よく答えてくれた。 そして、 「あらあらあら。しろのちゃんどこに行くの?」 年をとったおばあちゃんが言った。 「しろのちゃん・・・・」 「えぇ。この子犬、私が飼ってた犬よ。」 「「え?」」 「私が強盗に襲われたときに、しろのちゃんが泥棒を追ってなんとかその泥棒は捕まったんだけどしろのちゃん、帰ってこなかったの。でも、昨日公園を散歩してるとしろのちゃんが草陰から飛び出てきたのよ。不思議よねぇ。」 「・・・・・」 私と和乃ちゃんは、ただ立ち尽くすしかない。本物のお母さん・・・悔しい。最後の思い出がこんな風に終わってしまうのが。 でも・・こう言わなきゃいけない。どんなに苦しくても。 「そうなんですね。かわいい子犬ちゃんです。さようなら!」 和乃ちゃんも、涙目で私を見る。 「いいの?美枝ちゃん!」 「うん。いいの!」 「は・・・・。今日でお別れなのに?どうして?どうして!」 「ばいばい。」 引っ越す日 私は、正直ものすごい後悔してる。でも、本物のお母さんのほうがいいもんね。さようなら。5日間楽しかったよ。けん。 私は車に乗り出発したその時だった。 「わん!」 「けん・・・」 私は、後ろを見る。そこには、涙があふれている和乃ちゃんとけんがいた。 私は思わず窓を開け和乃ちゃんと県のほうを見た。 「和乃ちゃん!けん!」 「ばいばい!美枝ちゃん。けんも、ばいばいしてくれるって!」 「け・・け・・けん。か・・和乃ちゃん。」 「最後の思い出なんでしょ!いい風に終わらせないと、来てくれなくなるもん!」 「和乃ちゃん・・・・また来るよ!絶対に!けんも・・待っててね!」 「わん!わん!」 私たちは、最高の笑顔でお別れして最高の終わり方でこの街を後にした。 どうでしたか?いいと言ってくれると、にゃーみもうれしい!
みんなの答え
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感動
アイコンは悲しいのではなく,感動という意味です 本当なら悲しいまま終わるところを自然な形でハッピーエンドにしていて素晴らしいです 本当に11歳が書く文章とは思えません 読んでいて元気になりました 良い作品を読ませていただいて感謝の気持ちでいっぱいです ありがとうございます これからも頑張ってください!
いい!
とっても良いお話でした!犬と人の関係みたいなのも描かれていたし、友愛も描かれていたし…濃い小説だったなぁと思います!読ませてもらえて感謝です♪ 素敵なお話ありがとうございました!
題なし!
一言・・・すごい!同じ11歳なのに、私が書くものとは、全く違う!それににゃーみっていうニックネームもすごくかわいいです!私なんか、偽名で変な名前ですよぉ!憧れの先輩です!感動!次の作品も楽しみにしています! byにしみやのの(ぎめい)
県になってるけれどもいい!
こんにちは。れレミでぇす!よい作品だと思います!(見つけた私はラッキー!)途中で県になってますけどね。癖で変換すると出てきちゃいますもんね。これからも、よい作品を待ってまぁす!(悩みの定義も見ました!もちろん、共感できるいい作品でした!私は、短編小説出したことない・・・出してみよう!)