木漏れ日の教室で。
「よってここはこうなって…」 担任の先生の言葉が静かな教室に響く。 欠伸を噛み殺しながら重たくなった目蓋を落とさない様、必死に目を開ける。 外のグリーンカーテン越しの光がノートを照らす。 「…っ」 授業も半分を過ぎていると言うのにほぼ真っ白なノートに光が反射する。 頬杖を突きながら重力に任せ目蓋を閉じた。 「…さん? …さん!矢谷さん!」「!? ふぁい!」驚き余って変な声が出た。 クスクス アハハ フフフ クラス全体が私を見て笑う。 あーやだな。 アーヤダホントバカミタイ そこ、聞こえてんだよ。馬鹿みたいなのはお前だろ? みんなみんな、聴こえて来るんだから。 耳に流れ込んでくるこんな愚昧な現実から意識を引き離したくて嫌でも私は眠りにつく。 「ねぇ、矢谷さん。」 ? 隣から声が聞こえてくる。ふと顔を向けるとそこには心配した様な顔をしたクラスメイトの男子が居た。 「ノート、取らなくていいの?先生集めるって言ってたけど。」「…」 急な焦りが押し寄せる。怒られるのが怖いんじゃない。あの空間が怖いのだ。 (どうしよ…) 「見せてあげようか?」「いいの?」「別に減るもんじゃないし。」 お言葉に甘えてノートを借りる。 (綺麗な字…しかも色分けされてて分かり易い…) 「ん。」「ありがと。書けた?」「うん。“ありがとう”アッ」 やってしまった。 隣は驚いた様な顔で硬直している。 「矢谷さんの関西弁初めて聞いた。どちらかと言うとそんな感じなんだね。」「…うん」 きっとこの人にも馬鹿にされるんだろう。そして笑われる。 だが、開いた口から出てきたのは思いがけない言葉だった。 「関西弁いいね。カッコいいよ。」 こんな風に言ってくれる人は初めてだった。心の扉が軋みながらゆっくり開いていく。 「ほ、本当?」「うん。ほんと。」 木漏れ日に眩しそうに目を細めるその瞳に濁りはなかった。 フッと表情筋を緩め口角をあげる。 口を開いて今まで封じてきた言葉を放つ。 「おおきに。」 彼はニコッと微笑んだ。 どうも!詩音です! コンプレックスがある女子と、ほんわか男子について書いてみました~! 関西弁、作中ではこんな風に書いてるけど私は憧れです!(理由 お笑いが好きだから!) 面白かったら是非コメントしてみて下さい!辛口、タメ口OKです! 改善点くれると嬉しいです! それでは、お身体に気をつけて下さいね!さよなら!
みんなの答え
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良き~!
こんにちは。ナスビです=(^.^)= あっ気付いたかもしれませんが私、実は12歳なんです! 別に嘘を付いていたのではなくて間違えたまま直してなかったんです。 急に自分の話ですみません。 今回もよかったです! 主人公が少しずつ心を開いていくシーンが見ていて 嬉しかったです!自分のコンプレックスを自分の強みに変えるのって 大変だと思います。それを変えるきっかけはあると思いますが。 いい話だし、分かりやすいし、面白いし最高です! 次作も待ってま~す♪
元みおりぬ☆のあさり☆です!
ほんわか男子にコンプレックスを 褒められたら私なら発狂するよ? 最高じゃん!語彙力ありすぎ!! 外のグリーンカーテン越しの光が ノートを照らす。のところら辺が 特に好き!あぁ、あるある!って なるところもあっていいね!!! 漫画にしたら、綺麗さと面白さと 純粋な恋心を描いた最高な漫画に なって良さそう!小説も良いけど 漫画も見てみたい!って思った!
私も関西弁好きですっ!
初めまして、ゆにと申します(*´∀`*) 実は、私も関西弁好きです! 詩音さんと同じく、お笑いも大好きだし、関西弁に昔から憧れがあって(笑) だから、私生活でも東北人の私ですが「ほんまっ!?」とか「ほうかい?」とか言っちゃいます(笑) あ、前フリ長かった! 感想です。私的に、最後余白を使って使って使って…。からの、「おおきに」が最高でした♪ ですが、一つ分からない点があって…() 「あの空間が怖いのだ」のとこで、あの空間って何ですか…?ってちょいと気になりました。 でも、私の理解不足だったらごめんなさい>< 詩音さんの次作も読もうと思います♪ では~。
すごいね!
本格的な小説みたいでいいですね!私もこんな小説書いてみたいな。