【友情小説??】この思い、あなたに届けっ!!
―本当の友達になると、ありがとうって素直に言えなくなる時があるよね。しょうがないよ。恥ずかしいんだもん。でも、だからこそさ、ありがとうって言えた時はなんか、心が温かくなるんだよね。何だろう。この気持ち... 私には親友がいる。その子の名前は愛美(まなみ)。愛美とは1年生の時から親友で、今も大好きだ...と言いたいけれど、言えないんだ... 「まな!今日のテストの点数、どうだった??」 愛美は"まな"と呼ばれている。私も"まな"と呼んでいる。 「え?いや、普通だよ...」 ちょっと愛美は微笑んだ。 「あっ!やっぱり今日も100点だったんでしょ!!」 「ほんと、すごいなー。まなは!!」 「いいな~。私も頭良くなりたい!!」 愛美は、いつも100点を取る。とても頭がいいのだ。高校生が解く問題も、すらすら解けちゃうんだよ?私たち小学6年生なのに... 「いいな!!」 「私、ヤバいよ!?78点!!」 「いやいや、花(はな)ちゃん、私なんて71点だよ??まだ花ちゃんの方がましだって~」 「もー。花ちゃんも鈴(すず)ちゃんも!いいじゃん!!60点代じゃないんだし!!」 そんな会話で私から隠される愛美。愛美はいつもニコニコしてる。私としゃべってるときは真顔の時だってあるのに... どうしてニコニコするの?? 「皆さん、宗教始めますよ」 やわらかい声の先生が教室に入ってきた。 「今日の授業は"友達の長所を見つけよう"です。これから紙を1枚配るので上の方に書いてある名前の人にその子の長所を書いてあげてください。まだ誰に書くかは見れないように裏返して配るので、表にしないでください。」 お祈りを済ませると先生はそう言いながら紙を配った。 「はい」 「ありがとう」 配られた紙。以外に小さかった。 (なんか透けるな...宮園(みやぞの)愛美...??えっ!もしかして愛美??) 配られた紙をじ~っと見ると、"宮園愛美"と書いてあるのが分かった。 しゃべる数は減っていたものの、少し嬉しかった。 「はい。じゃぁ表に返して下さい!」 先生が言った...数秒後。 「ねぇ、ヤバいんだけど。私、あの季佳(きよ)に書くことになったんだけど。あいつなんかのいいところ、何にもないよね~」 聞きたくなかった声が聞こえてしまった。 季佳ちゃんは、優しいのに、ただ見た目が地味ってだけで、あの人らはいじめている。 季佳ちゃんが楽しく思うことってあるのかな...季佳ちゃんの笑顔を始めてみたのは...愛美と一緒にいるときだった。 「季佳ってまじでキモ~い。」 「ほんとそれな~!!」 あの人らが季佳ちゃんをちらちら見ながら、くすくすと笑っている。 (ひどい...!!) 私は"陰口言うな!!"と言おうと思ったが、怖くて勇気が出なかった。右足だけが、あの人らに近づいている。 「か、か、陰口言うのy...」 「陰口言うのやめなさいよ!!!」 後ろから声がした。 私はパっと後ろを振り向いた。 「ほっんとサイテー。何で高原(たかはら)さんの陰口言うの??ひどすぎ。」 "高原"というのは季佳ちゃんの苗字。大きな声を出していたのは愛美だった。愛美がおこる姿なんて見たことがなかった。 顔がしわくちゃになった愛美は"フゥ"と一息つきながら顔を一回なでた。 季佳ちゃんはきょとんとしている。 「高原さん!一緒にお話しよ?」 私の手を急に握った愛美は私を引っ張りながら季佳ちゃんのところへ向かう。 「あ、ありがとう...」 下を向いている季佳ちゃんはちょっと笑顔になっていた。 「ふふっ」 愛美も笑顔だった。 そんな中、1人、笑顔になっていない人がいた...私。今まで季佳ちゃんの笑顔を見ていなかった私は、目を丸くして驚いていたのだった。 ふふっ。 一人で笑ってしまった。 あ!やば。先生に見られてる!書かないと! 「愛美。まさかあなたに書くとは思っていませんでした。愛美は本当に素敵な親友で、誰も見捨てない、素敵な人です。愛美はもしかしたら、いいところしかないかもしれないね。いつも一人のあの子にも、自ら寄ってってあげる愛美。私が泣いていたら「もー。泣かないでよ。私まで悲しくなるから!!」ってハンカチをくれる愛美。「大丈夫??」って心配してくれる愛美。もー!愛美のこと、大好きになっちゃったじゃん!いつもは恥ずかしくて言えないけれど、今日はちゃんと言わせてください。ありがとう」 小さい紙に詰め込んだぎゅうぎゅうの文字。いろんな思いが詰まった文字。 これが渡されるのは、いつだろう... 私は愛美は大好きです。 この思い、あなたに届けっ!!
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ピュアな友情もの!
ピュアで、心が浄化されました…(笑) ありがとうとか、ノリでしか言えなくなっちゃいますよね。恥ずかしくなっちゃって。 高原さんのくだりが特に好きです。私の中での愛美ちゃんの性格が、より確立された感じがしました! 素敵なお話ありがとうございました♪
ムーンちゃん?
マヨです! いいねぇー!!! やっぱり才能ある!! もうこの話今の私と同じ! まぁ、私は友達じゃなくて親に言えない人だから友達にはバリバリ言ってるよ!(笑)
え。重なる(笑)
何か、今の自分と超重なります!! 私にも、一年からずっと同じクラスでこれでもかってくらい気が合う親友がいて(笑) 運命感じちゃいました…(おい でも、本当に良い話でした! 私も、感謝の気持ちとか伝えづらくて悩んでたので、先生こういう授業やってくんないかなーと(笑) あ!一つだけ指摘が! 「授業」が「宗教」になってましたよ、多分…。 次作も読もうと思います。 では~。