お隣さんは人間さん。
鶴の世界。それは、鶴しかいない未知の世界。 真っ白で綺麗な鶴だけの世界。だが、 そこには、絶対に隙を見せない(たぶん)鶴がいる。 人間に化けたままそこにいる真っ白い色の美女。 人間側からすると鶴の恩返しを思い浮かべるかもしれない。 ただ鶴業界からすると、怖いの一言なのである。 というか鶴の恩返しの鶴も怖い。 だいたいあんなに上手く化ける事は普通の鶴では数秒で力が絶える。 というか、もし人間が来たというのならそれはそれで怖い。 動物、野菜、果物が迷い込むのは珍しくないが 人間となると、鶴の世界を知っていて、信じていなければならない。 だから、絶対にありえないのだ。 ただ、その隙なし鶴は人間の匂いがする。 いやいや、怖いよ。 思い切って聞く。あんたは人間なのか、と。 「よく分かったね。私アルビノなの。それで白いの。皆気持ち悪いって。あなたもそう思う?」 ふるふると首を横に振る。そうすると少女も笑う。 そのはにかみ笑顔が可愛らしくて、目をそらしてしまう。 「ねぇ。私、鶴になりたいの。私のような不気味な白じゃなくて、綺麗な白の素敵な鶴に」 なぜそう思うのだろう。あんたはもともと綺麗じゃないか。 アルビノがなんだ。自分に自信が持てないのがなんだ。 その「皆」が悪いんじゃないか。 「自分に自信を持て。鶴が言えるのはここまでだ」 「なんで?元に戻ったってつらいだけ。綺麗な鶴になりたいの」 「ネガティブ思考はやめろ。不気味なのはアルビノじゃない。あんたは不気味なんて鶴には分からん」 「ごめん。困らせて」 どうやら、少女を困らせてしまったようだ。 こっちこそ、と目で伝える。少女の笑顔がまた光る。 「分かった。帰る。でもまた逢いに行くから!」 「やめとけ。自身を持って生きるべき所で生きろ」 「もぉー。冗談が通じないなぁ」 その後、笑った。分からないほど。2人で。 あの子は今も胸を張って生きているだろうか。 「皆」にとらわれず、あのはにかみ笑顔で。 あんたにも伝える。辛くなったら、鶴の世界に来てもいい。 だが、絶対にあの子のように胸を張って生きろ。 皆なんかにとらわれるな。自分らしく生きろ。 それだけだ。生きろ。 本家にはかなわぬ鶴の恩返し。 Byあの時助けられた鶴
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元みおりぬ☆のあさり☆です!
ストーリーと名前が面白い!最後の 本家にはかなわぬ鶴の恩返し。 byあの時助けられた鶴 のところ 面白い!いやいや本家にかなうよ! めっちゃ良かったし!最高でしたぁ♪