喫茶店にて、恋。
「カラン」 アンティークな扉を開けると、ドアベルが軽やかな音を立ててなった。 「いらっしゃいませ」 こげ茶のエプロンと帽子をかぶった店員さん。黒縁メガネをかけて、長い髪の毛を後ろで結えている。俺は素朴だが優しげな雰囲気の彼女にすっかり恋をしてしまい、しょっちゅうこの喫茶店に通っている。 「こんにちは。いつもの、お願いします」 「ブレンドコーヒー、ミルクは控えめでシュガーは一つ、ですよね?」 「はい」 「良かった。いつもの席、ありますよ」 「ありがとう」 俺は彼女に礼を言って一番奥のカウンターへ腰掛けた。 「ーーお待たせしました」 やがて置かれるコーヒー。いつもの香りに心が落ちつく。 いまだ。俺は深呼吸をして何気ない感じで言った。 「山瀬(やませ)さん。今度ランチでもどうですか?いつもの礼を言いたくて」 「……ありがとう、ございます。でも……」 彼女は弱ったように目を細めた。 「あ、無理しなくていいから」 「……すみません。あっ、私、向井(むかい)さんが嫌いってわけじゃないんですよ?ただ、私明後日引っ越すんです。つい最近結婚しまして。ーー職務中は指輪してないんですけどね。ともかく、引っ越すんです。彼が転勤するのでついていくんです。だから……ここ、辞めるんでもう、会えないんです、ごめんなさい」 「そう」 俺は平静を保って言った。 「こっちこそごめんね」 「いえ」 山瀬さんはそそくさと去っていった。俺はふぅーっと息を吐き、カウンターにたくさん置かれているシュガーを増やし飲んだ。なぜか、そのコーヒーはいつもよりずっと苦かった。 ーーー はじめまして。くりです。初めて小説書きました(*^▽^*)感想待ってます!
みんなの答え
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すご
まじで十歳? よもぎもくりちゃん見習って頑張るね!
んー切ない‼
切なくていいですね~ 甘酸っぱい! その情景が想像できてより感動的(?)に感じました。 このお話大好きです! また投稿してください!待ってます♪ そして楽しみです! 今気付いたのだけれど10歳!? うますぎるーーー!! 私も10歳の時から書いてるけど、上手ですねー~!! 応援しますよ!
10歳?しかも初めて?…うま!
失恋話ですね…。 山瀬さんは結婚してて、しかも、もう会えないなんて…悲しい。 主人公の様子から、せん明に気持ちが伝わってきました! 言葉がなんかもう…素晴らしい…! 私より年下なのに、私より語い力ありますよ!アンティ一クって何? 最高でした!才能ありますよ! 私の「おきにいり作者リス卜」に、くりさんの名前書きました! これからも小説書いて下さい!応援してます!
えっ、うまー!
あーやです^^* 10歳で初めてでこの作品!? 読んでて12、3歳くらいかと思った! とっても素敵だったよ! 表現も綺麗だし、読んでて楽しかった! 次の作品もぜひ書いてー! 応援してるよ(*^^*)