どうでも良かったはずなのに
誰か一人が死んだって私は何も気にしない。 泣いたりもしないし むしろ、あ…死んでたんだって…そんな感じだった。 でも、君がいなくなったことに気づいてからは…… もぅ……ただひたすら… 悔やんで悔やんで悔やんでいたんだ 一週間前 席替えがあった。運良く一番後ろの端だった。 隣誰だろう?カタンと座って隣を見ると 君という存在を初めて知った。 「こんにちは!一ヶ月間よろしく。 俺は空陽。朝比奈 空陽。よろしく」 空陽という名の男の子だった 「…私は、雪野 美月…よろしく。…空陽」 「よろしくね。」 その時はただのようきゃだと思っていた でも、近くだからか 一人でいる私に積極的に話しかけてきた 初めはウザイとか思っていたけど 次第に君の存在は私の中で大きくなってった 「空陽。ねぇねぇ、これさ……?空陽?」 ぼーっとしていた 「空陽?」 「あ!何?美月?」 「これが最近良くて……空陽は今何かオススメある? 空陽のオススメ良くてさぁ……………」 「あぁ……うん」 その日は何かおかしいと思っていただけだった 風邪かな?と思って見過ごしていた でも、あの時何か声をかけていれば………!! ……… 次の日 あれ?空陽いない。お休み? 私が学校に来ても空陽はまだ来ていないかった 「みんな座れー話があるんだ……」 深刻そうな顔。何だろう? 「昨日の夜…部活帰りに持病が悪化して……路上で倒れて……亡くなった…だと……」 え? 頭が真っ白…空陽が?死んだ?持病? 何も…そんなこと…一言も… あの時声をかけなかった 大丈夫?だって…え……? 気づいてあげなかったのは……私?……私のせい? 「あ……え…… っ…」 ガタンッ!! 顔を手で隠して泣きながら教室を飛び出した 「え!?美月ちゃん!?」 「雪野さん!?」 みんなの声も聞かずに 家に猛ダッシュで帰った 家のベットに飛び込んで大泣きした 「くぅひぃ!!くぅひ………!あぁぁ!!」 大好きだった空陽が死んだ この気持ちも伝えられず空陽は死んでしまったんだ 私の親はいない慰めてくれる友達も 消えてしまったんだ…… 「へぇ。ここが美月の家か」 聞き覚えのある声 後ろを向くと 低い声。高い背。真っ直ぐなあの目 あれは!! 「空陽?」 泣愚者な顔を上げた 空陽は私の頭に手を乗せた 死んだはずなのに感覚はある 「大丈夫。俺はいるからな。ここに」 『左側』に手をつけた 「心?……心にいるの?」 「あぁ。俺は美月を見守ってるよ 美月な。美しい月だから俺は月夜に 美月に会いに行くからな」 暖かい光に包まれて どんどんきえていく 「さよ……な……ら」 「さよなら!!空陽!!」 最後に笑った君の顔が見えた 悔やみ切ったあの顔はもぅ見ない 前を向いて歩いている私を 私は見るんだ。 心の中には背中を押してくれた君がいるから 今日はとても綺麗な満月 手を伸ばせば届きそうな距離に 君はいた 思いっきり伸ばした手を 君は今取るんだ 人なんてどうでもいいけど 君の人生私に尽くしてくれないかな? 私は君が大好きだから どうでもいいけど、どうでも良くない 私の人生この先君と一緒に 二人三脚頑張っていく
みんなの答え
※きびしいコメントを見たくない人は
「見ない」をおすと表示されなくなるよ!
悲しい・・・
空陽くん持病あったんだ・・・美月ちゃんかわいそうですね・・・よほど悲しかったんですね・・・
いい小説でした!
特別な人が死んだら、めちゃくちゃショックですよね…。 ほんと、悔やんで悔やんでも悔やみきれない! 美月の悲しさがすっごく伝わってきました。 上手でした!
びーぃ
なきそうになりまひた。 すごいね…!