地球が滅ぶまであと10分。
もし、この地球があと10分で滅ぶとしたら、貴方は最後に誰を想い、そして誰と過ごしますか? 「あと、ちょっとか…」 寂しげな表情を浮かべる雫に、「諦めるなよ」なんて馬鹿げた言葉を言おうとするも、その言葉をのみ込んで、この際綺麗事なんてやめようと、率直に「そうだな」と静かに答えた。 まるでこの世界が二人きりになってしまったのではないかとまで、錯覚してしまう程に静かすぎるこの部屋に寂しさと悔しさが充満している。 それはきっと、この世界の誰もがそうだ。 "地球が滅びる"と聞いたのはいつだっただろうか。 まさかあり得ない、夢じゃないのか、と思う心とは裏腹に、やけにリアルで耳を貫くような静寂は言葉では言い表せない程に痛かった。 刻一刻と迫り来る最期に、どこかでアナウンサーの声が響く。 「あと、あと10分です」 その声は少しだけ震えていた。 そして、そのどこかで聞いたことのあるアナウンサーの声と同様に雫の指も微かに震えていた。 その震えを止めるようにそっと手を包むと、雫の綺麗な瞳からまるで宝石のようにキラキラと光る涙が溢れた。 綺麗だな、なんて場違いすぎる考えが浮かんで、「やっぱり雫と一緒にいれて良かった」なんてドラマで何度も聞いたことのある台詞をぽつりとこぼした。 「ばっかじゃないの」 ここ最近あまり見ていなかった、雫の笑顔が溢れる。 涙も綺麗だけど、やっぱり雫の笑顔が一番綺麗だな、なんて事を言ったら怒られてしまうだろうか。 君と最期を過ごせるならば、俺は死を歓迎する。 だって、俺は自信があるから。 何度死んだって、何度生まれ変わっても、また君と出会って君を愛する自信が。 最期だね、と雫が言う。 隕石の光が眩しくて前をみれない。 でもね、最期じゃない。 次の人生の、また君と愛し合う始まりだから。 もし、この地球があと10分で滅びるとしたら、最後に貴方は誰を想い、そして誰と過ごしますか? END 皆さん、こんにちは!リンです! 思わず衝動書きしてしまいましたw それでは、感想やアドバイス、お待ちしています!
みんなの答え
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ものをカバンに詰め込む
もし今日の10分後に地球が滅ぶとしたら家族みんな同じ部屋で過ごしたいですね。それで仲良く天国に行きたいです。
え!?凄すぎます!!!
こんにちはこんばんは!わんこそばだワン∩^ω^∩ 凄すぎませんか…??文章力が素晴らしいと思います!! 本当にすらすら読めて、「この人すごいなー」って思ったのでコメントさせていただきました!! これからも書いてくださいね!! ☆バイワン!☆