アナタのためなら…(微ホラーかも)
『センパイ。もし…困ったことがあったらナナに言ってくださいね?どんな些細なことでもいいので。ナナ、センパイのためなら出来る限り頑張りますから』 最初は心強いと思っていたこの言葉は、悪魔の言葉へと変化した。もう、あの頃には戻れない。 遡るは、半年前。俺は部活の後輩であるナナという少女から告白を受けた。俺もナナが好きだったから、すぐにOKを出した。数日後にデートの約束もした。 初デートでは遊園地へ行き、その日は何事もなく楽しく過ごした。そして、帰り際にこんなことを言われた。 『センパイ。もし…困ったことがあったらナナに言ってくださいね?どんな些細なことでもいいので。ナナ、センパイのためなら出来る限り頑張りますから』 聞いたときは可愛い、としか思わなかった。だから、この言葉に込められた深い意味を考えずに 「ありがとう。何かあったらすぐに相談するよ。また遊ぼうな。」 と言った。ナナは嬉しそうな顔をして何度も手を振りながら帰った。 俺は言われた通り、何かあったらすぐにナナに話した。友達と喧嘩したり、親と喧嘩したり、近所のおじさんと喧嘩したり…反抗期の俺は何かと喧嘩することが多かった。ナナはどんなときもずっと真剣に聞いてくれた。 しかし、これが悪夢に変わっていくことをまだ知らなかった。 付き合って半年後。ナナが家に泊まりに来た時に、近所のおじさんと大喧嘩をした。殴られて、叩かれて、蹴られて…俺は怪我をした。ナナは何も言わずに手当てをしてくれた。 「ごめんな、怖い思いさせて…」 『大丈夫ですよ。でも…今日は帰ります』 ナナの瞳には色彩がなかった。なんだか不安になり、家まで送ろうとしたが怪我のせいで動けなかった。 その翌日…なんとおじさんが亡くなった。 金属バットで頭を殴られたらしい。 その時、ふと嫌な考えが頭をよぎった…が頭を振り、考えを消した。 放課後、ナナは看病しに家に来てくれた。俺は、恐る恐るナナに聞いてみた。 「おじさんの件、知ってるよな?ナナ、何か知ってる?」 『特に何も…』 「だよな…ごめん」 『それより…親御さんは?』 「父は仕事。母はお茶してるよ」 『え?』 「昔からそうだった。酷いんだよ。俺が熱出した時も俺を置いて遊びに行くし。まぁ俺はナナが居ればそれだけで…」 『…ふぅん』 「っ…!そ、それよりナナ…時間…」 『あ、本当だ…すみません。また来ます』 何故か急にナナが怖くなり、ナナを帰してしまった。 しかし夜になっても母が帰ってこない。怖くなり、気を紛らわすためにテレビをつけた。するとニュースがつき、殺人事件の話が出ていた。 「またかよ…この辺で最近多いし、怖いな…って…え?」 なんと、知ってる道が映った。そこは母がよく行くカフェから少し離れた道路だ。母は確か、今日もそのカフェへ行っていた。 俺はゾッとした。ニュースは容赦なく現実を突きつけ、実際の映像にて、母らしき人が刺された瞬間が映っていた。そして、その刺した女も見覚えがある…何時間か前に見た髪型、服装、体型だ… 身体中に寒気がした。まさか…まさかだけど…信じたくないけど…おじさんの事件も…今回の事件も… ナナが…? すると、携帯がなった。ナナからだ…俺は恐る恐る電話に出た。 『ナナはこれからもずっと…あなただけのために尽くします。出来る限り頑張ります。お代はナナとずーっと一緒に居ること、で良いですよ♪』 俺は言葉が出なかった。今になってあの日の言葉は恐ろしかったとわかった。だけど…気づいた時はもう遅かった。 『センパイは、ナナが守ります。さあ、次は誰にどんなことをしますか?』 「ナ、ナ…」 『ウフフ…もう後戻りなんてできませんからね♪次のターゲットはだあれ?ナナ、どんなことだってしますよ』 ナナは一呼吸置くと、こう呟いた。 『…アナタのためなら』
みんなの答え
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どうしよう
わたし、ななって言う名前だーー! でも大丈夫! 私は怖いとは思わなかったなー。 面白かった。
コワコワコワコwa((((おい、
こんにちは♪♪♪ファンふぁんでしゅきしゅき((殴 こ、この小説、ホラーですね…本当に怖い。みくさん、ホラー上手ですね!!私は見るだけなんですけど、凄かったので、感想文的な感じで書いてみようかと思います!! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 最後に、『あなたの為なら…』という場面で、ゾクってしました。ナナはこの後どうするのか。どうなるのか。後の続きは、あなたの想像に任せます的な感じが、とても良かったです!タイトルと内容も合っていて、とても良かったです!!(*^ω^*)年下からすいません。私、ホラー好きなので、また書いて欲しいです!!プレッシャーかかりますよね…では、みくさん、さようなら(´・ω・`)/
はわわわわ 怖いっ
みくちゃん、すごい~~~~ 私の1個下なのに私より面白いっ! 私の小説なんか、妹に起承転結がなってないいいい(怒) と怒られましたよ(泣) みくちゃんが小説家になったら一番で本買うよ! ホントに。 それくらい感動したぁぁぁ~ 良い作品をありがとう! みくちゃんがこれからも良い作品が作れますように。 心から祈っています。
わお!
すごいです!!!!!こんなすごいホラーかける人初めて見ましたぁー! 小説家なれますよ!すごいです! めっちゃ怖かったです(+_+)
わぁぁぁぁぁ
な、な、なんでしょうかね…? 凄い恐怖心が……((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
うま!
うますぎるでしょ!?ってゆーか、怖いー! ナナちゃは怖いですね。
怖いけど、感動しました。
ちょっぴり怖くて驚いたのですが、それよりビックリしたのは貴方の文章力です。 文章がとても上手なので、内容が頭にすっと入ってきて分かりやすかったです! 良い作品を読ませていただき、ありがとうございました(∩´∀`∩)
わー!
怖い!彼を助けるためなら、ナナは容赦なく人を殺してしまうんですね…… ブラック……!!!!! みくさん、文章書くの上手すぎです! 悪魔の言葉 とか、よくそんな言葉がスラスラ出てくるなーと感心しました! みくさんの作品、他にも見てみたいです!
あわわわ…
ナナちゃんは男の子のために全てやってたってこと…? ナナちゃん、悪魔になってる…。 もともとそれが目当てだったのかもしれないなぁ…。 ホラーすぎてびっくりした!! 面白い作品ありがと~♪
めっちゃ文章上手だから怖さも凄い!
ヤンデレかな?みくさんの文章が上手なので怖さがとても伝わりました!