屋上
私には好きな人がいた。周りにはいつも人がたくさんで、輝いてる人だった。 何をするにもいつも人が居て、私には入る隙なんか無かった。 ーーあの日だって。 俺には好きな人がいる。彼女はいつも笑ってキラキラ輝いていた。いつも彼女の周りには沢山の人でいっぱいで、俺なんかが入る隙なんか無い。 ーー今も、ほら… ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー あの日は初めて授業をサボって屋上でゆったり過ごしていた。何も考えたくない。授業なんか受けている場合じゃない程に。それならいっそ、もう何も考えられないようにしようと、私は立ち上がり空を飛んだ。もうこれで、何もかもが無くなるんだ、開放されるのだと信じて。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 教室が騒がしくなる昼休憩。なんだか今日はいつもと違う、そんな気がした。 その勘が当たったのか否か、突然教室が揺れるように騒がしくなったのはもの凄く時間がたった後だった。 キャーキャー響く悲鳴、泣き叫ぶ声に嗚咽、それら全てが俺の頭を支配して今にも倒れそうな程だった。 それからはもう、何も覚えていない。ただ、何回も何回も謝罪の言葉を繰り返しただけ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー それからどのくらいの月日が経ったのか。俺は初めて授業をサボった。屋上に行くと、そこにはいつもと同じようにキラキラ笑う彼女がいた。俺は一目散に彼女の元へ走った。 「私ね、ずっと好きだったよ」 彼女は笑っているのか、泣いているのか、そんな顔で話す。 「俺だって好きだよ。そんな事知った事だろ」 彼女の涙を拭きながら言った。 「いつも、あなたの周りにはたくさんの人でいっぱいで話したくても話せなかった。でも、今こんなに話せてる。これだけで私は十分幸せ。ありがとう」 冷や汗が止まらない。涙も止まらない。 「それはこっちのセリフだ。本当にごめん、ごめん、ごめん、ごめん…!だからそんな事言うな…これからももっとたくさん話そう。」 嗚咽混じりに吐いた言葉は果たして彼女に聞こえていたのだろうか? 「それは無理なの、もうわかってるでしょ。いい加減目を覚まして…でもありがとう、本当に大好きだったよ」 腕の中で徐々に消えつつある彼女は、最大限の笑顔で、キラキラ輝きながら俺の前から姿を消した。 ごめん、ごめん、ごめん、ごめん…! チャイムが鳴った。涙を完全に吹き切って足取りを無理矢理にでも軽くして教室に戻った。 ーー(そっちに行くのは後100年近く後だから、首を長くして待ってろよ)
みんなの答え
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上手…!
元「なな」の「修菜(しゅうな)」です! 女の子自殺したのか… 100年後が待ち遠しいですねえ!
凄い!
凄い! ただ屋上開いてて柵も無い学校なんてどんな学校やねんw