ある小説家の話。
カタカタというぎこちないタイピング音のあと、突然に止まってしまったその音と、迷いに迷う行き場の無い手は仕方なくおもむろに目元に置かれた。 「はぁー」 深い溜め息だけが静かな部屋に響いた。 途中の小説を前に、疲れと何を書けばいいのか分からないという疑問しか思い付くことがなく、得意とする恋愛小説のネタに行き詰まっていた。 分かりやすすぎてありきたりすぎる気がしてなら無い。 そう思い始めると、また1から書き直したくなってしまう。 こんな事と向き合う日々に嫌気がさす。 売れもしない小説。 書き疲れて出てこないネタ。 意味もなく過ぎ去ってしまった3年。 ネガティブな方向へと進んでいく思考を断ち切るため、パチンと頬を叩いた。 自分で叩いた頬がジンジンと熱く痛む。 仕方なく、机に無造作に置いてあったスマホを手に取る。 慣れた手付きでスマホを開くと、悩んでは消し悩んでは消し、だが結局自分の小説家の名前を打った。 そっとOKボタンを押すと、目に飛び込んできたのは目を疑う文章だった。 『綾瀬 弥生さんのここが好き!』 無名で生活も毎日がギリギリだという私の小説を読んでくれる人がいるなんて。 驚きと戸惑いが隠せない中、震える指でその文字を押した。 文章は私を絶賛する言葉で綴られていた。 口角が無意識に上がる。 スマホに一粒の水滴が落ちた。 頬を伝った涙が余りにも温かくて。 今までの人生に無駄などなかった事を教えてくれる。 ああ、この人達のためだったら、永遠に小説を書けるなぁ。 納得のいかないものなんて絶対に出さない、そう決心した。 私は途中の小説を全て消し、新しい文字を迷うこと無く打ってゆく。 教えてくれた。 白いキャンパスを彩る虹のように私の人生は始まったばかりなのだと。 END 皆さん、こんにちは!しゅがーです!!! 今回は小説家のお話を書いてみたのですが、私もこの小説家と同じく絶賛ネタ困り中です! 感想やアドバイスお待ちしています!
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うっわ共感しかねぇ
すごく共感しました!私も小説を投稿させてもらってますが、納得のいく作品を出すべくめちゃくちゃ頑張ります。少なくとも1週間は校閲します(笑)心配性で…(;´∀`) 好きだと言ってくださる方の存在は、本当に救われますよね…。 素敵な物語だなと思いました。読ませてもらえてありがとうございました♪
元ゆある★のゆぅる£だよ!
元あさり☆、元ゆある★の ゆぅる£です!しゅがーさんの小説は 初めて見ました!とっても上手で今 驚いています!もし、エゴサして アンチばっかりだったら余計に心を いためて書くのをやめてたのかなって 思いました。誰かが応援してくれてる だから頑張れる。そうなってくと いいですね!しゅがーさんの小説は 最高でしたよ!応援してますゝ