短編小説みんなの答え:1

トイレの雪美ちゃん

私は小夜。いつも一人ぼっち。 今日も一人で本を読む。<学校の怪談> ページをめくると、トイレから顏を出す女の子の絵が出てきた。 「トイレの花子さんか。会う方法は、トイレの三番目の個室の戸を花子さんーと呼びながら叩く…」 「ふーんー、やってみようかな。友達になれたら、面白そう!」 ~トイレにて~ 「花子さんー花子さんー」トントン ガチャ 、「私、花子じゃなくて雪美なんだけど。」 「え、人間?」 「いいえ、幽霊よ。それにしてもなんでみんな花子って呼ぶの?」 「こ、これ。」私は <学校の怪談>を見せた。 「ふーん、なるほどね。この幽霊と勘違いしてたのか!」 「そうね。また会ってくれる?」 「良いわよ。どうせ暇だし。」 それから私は毎日のように雪美ちゃんにあいにいった。 もう、友達だった。 「ねえ雪美ちゃん、なんで雪美ちゃんは幽霊なの?」 「多分、やり残したことがあるのよ」 「へえー」 次の日、横断歩道を渡ろうとしていたら急に車が突っ込んできた。 ひかれるーと思ってギュッと目をつぶると、見えない何かにドンッと押された。 私はそのおかげで助かった。 「今日、助けてくれたの雪美ちゃんでしょ?」 「……私やり残したことを思い出したの。」 「親友と大喧嘩をしてそのまま絶縁になっちゃたのよ。それでその子は私をかばって交通事故で亡くなった…」 「私はそのまま歳をとって、寿命で死んだ。その未練が幽霊にさせたのね。」 「だから小夜にお礼を言わなきゃ!ありがとう!」 「な、んで?」 「だって、 また私に友達というものをくれた。そしていっぱい笑わせてくれたもの。」 「また会ってくれるよね!?」 「…さようなら、あなたのこと生まれ変わっても忘れないわー」雪美ちゃんの体が薄くなる 「うん!またいつかね!」私は泣きじゃくった。 雪が凄く降っている日だった。学校に私の妹が生まれたと連絡があった。 病院に行くと、お母さんが赤ちゃんを抱いていた。 「か、可愛い!」 「でしょう?名前は決めてあるの」 「なになにー?」 「(ゆきみ)よ。天気の雪に美しいで雪美。」 生まれたばかりの赤ちゃんが、ニヤーっと笑った気がした。

みんなの答え

辛口の答え

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おおお!凄い好き!!

なんかね、最後の「ニヤーっと笑った気がした」っていう文が凄い好き! 雪美ちゃん、小夜ちゃんの妹になったんだね! なんか凄く感動した!素敵な話だね!


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