一言の言葉
「僕はね、 絶対にカナちゃんと結婚するんだ!」 「私もだよ!!タクヤくん!」 ブーブー…ブーブー… 携帯のアラーム音で目が覚める。 俺はタクヤ。大学生だ。 さっき見た夢…あれは幼稚園の時… 俺はカナという女の子が好きだった。 そのカナも、俺のことが好きだった。 いわゆる両思いだ。 カナは…今頃何をしているのだろうか。 カナは、俺たちがまだ小さい頃、遠くへ引っ越してしまったのだ。 「行かないで!カナちゃん! 行かないでよ!寂しいよ!ねぇ!行かないで!カナちゃん!」 「ごめんねタクヤくん! もうね…行かなきゃいけないの!! ごめん。私も寂しいよ。 でもねタクヤく…」 「カナ!!もう行くって言ってるでしょ!いつになったら行くの!」 カナは、 手を引きずられながら行ってしまった。 「あっ…!! カナちゃん!絶対また会おうね!絶対だよ!」 僕もお母さんに手を引きずられながら 言った。 最後の言葉は、 カナに届いていたのだろうか。 それはいまだに分からない。 次の日 僕は車に乗っていた。 隣の車…何か見覚えがあるなぁ… 運転をしているのは、 60歳…といったところだろうか。 おばさんだ。 ドンドン!ドン! 「!?」 隣の車からだ。 音を出しているのは…あのおばさんではない。後ろの席か…??目を凝らして見てみると… 「カッ!カナ?!」 カナだ。間違いない。 あの整った顔…どう考えてもカナだ。 あっ…もう車いってしまう。 会いたい。カナに会いたい。 あの約束…覚えているのか。幼稚園のことだから、今は思いが変わっているだろう。だけど…約束を果たすんだ。 俺は頑張って探した。 ん?この先はやけに渋滞している。 事故か?体をひねって見てみると… 「!!」 あの車。カナが乗っていた車だ。 後ろから車が突っ込んでいる。 後ろは車の原形が無い。 その時、 救急車のサイレンが聞こえていた。 中から運び出されたのは…。 カナだ。 カナの母は意識がある。 カナは… 次の日 カナが亡くなったと聞いた。 俺は約束を果たせなかった。 会うこともできなかった。会話もできなかった。俺はしばらく家を出なかった。 その日の夜… 「…カナ??」 「タクヤくん。私、カナだよ。」 「カナ!大丈夫か?怪我はっ…??」 「ごめんね。タクヤくん。 私…あなたより先に死んじゃった。 ごめんね。でも、もう悲しまないで。 私も寂しくなるから。 じゃあね。さよなら…」 「カナ!!」 次の日 俺は思った。夢で見た通り、ずっと悲しんでたら、カナが成仏できないのかもしれない。 そうだ。 ずっとカナは俺の心の中に生きているんだ。 カナ… 生まれ変わったら、また、会おうね。 end
みんなの答え
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すごい良かったよぉ!
感動した! けどひとつ凄い気になっちゃって、 題名の 一言の言葉 が、 頭痛が痛いみたいな事言ってるから、 1つの言葉の方がいいと思う。 めっちゃめんどくさいこと言ってごめんね。 でも、でも、 めっちゃいい話だったよ!!!
感動です
感動しました!