僕が書いた詩。君が付けた題名。
僕はポエ…詩を書くのが好きだ。恥ずかしいから親にも話していないこの趣味が、とうとう友達にバレた。 「なあにしてんの?」 『うわあ!?』 突然話しかけてきたのはクラスの人気者の女の子。陰気な僕になんか縁のない子。でも何故かこの子は僕に興味があるらしい。クラスが同じになってから、よく話しかけられる。…正直、やめてほしい。僕が勘違いしてしまう。でもその子はやめてくれない。 「ねえ、今何を隠したの?」 『べ…別に何も隠してないよ??』 「いいや、隠したよー?見たもん。言っちゃおうかな?皆に言いふらしてもいいのかな?」 …どうやら知っていたようだ。 『やめてよ。(僕に関わるのを。)』 「やーだよ。」 何故かやめてくれないこの子は、何を考えているんだろう。あっ。 「なになに?僕の想いは届かない 君は皆の宝石で 僕は皆の影だから…」 『ストップストップ!!!それ以上は読まないで!』 いつの間にか奪われていた僕のノートをすぐさま取り返す。楽しそうに、意地悪な笑みを浮かべながらこの子は僕に問う。 「これ、誰に向けて書いたの?」 『・・・。』 「好きな人に向けて書いたの?」 『・・・。』 「むぅ。」 何も答えない僕の態度に若干の憤りを感じているようだ。頬を膨らませてこちらをじろりと見つめている。 「じゃあさ!」 『何?』 「なんでこの詩には、題名がないの?」 『それは…』 好きな人の名前を書こうとしていたなんて、口が裂けても言えない。 『まだ決まっていなかっただけ…』 「ふーん。」 腑に落ちない顔をしている。僕は嘘をつくのが苦手だ。だから嘘がすぐバレてしまったのだろう。するとこの子はいきなりひらめいた顔をして 「私が題名、付けてあげる!」 と言い出した。 『いいよ、大丈夫。いらない。』 「やだ。付ける。」 ・・・頑固だ。僕は口論には勝てる自信がないので、仕方なくこの子のいう通り、題名を付けてもらうことにした。 「えーとねえ。うーんとぉ。」 『…早くしてくれるかな?』 「とっさには考え付かないよー…そうだ!これ、家に持って帰っていい?家で書いてくる!」 そう言うと、僕の許可を取る前に持って行ってしまった。 (えぇーー…) _________次の日 「はい!これ!」 『…ありがと。』 僕に渡した後、すぐに走って行ってしまった。早速見る。気に入らない題名なら書き直してやる。 【好きです】 初めにこの題名を見て驚いた。…題名だからだよな?まだ何も書いてなかったはずのページに、何か書かれていることに気付く。 ずっと好きだった 君に伝えたかった ずっと好きだった 伝える勇気はなかった 私は君にどう思われている? この気持ちは伝わっている? きっと伝わっていないだろう 君には嫌がられるのだろう 勇気が出ない 言い出せない だから君をいじってしまう 嫌われてるかな 好きになっては貰えないよね それでもいいの 君が好きだから 君に幸せになってほしい 君の好きな人は別にいて 私は眼中にないのだろう それでもいいの 伝えられたから 君が好きな人が 私だといいなと思う ずっと好きでした。 この詩を見終わった時、僕は自分でも気付かないうちに走り出していた。この題名を付けてくれた君を探して。君が書いたこの詩には、題名がないんだ。だから今度は僕が題名を付けてあげたい。この気持ちを伝えたい。 『やっと見つけた!』 「うわあ!?」 『なあ、なんでこの詩には題名がないんだ?』 「あっ…付けるの忘れちゃって。。」 『僕が付けてあげるよ。』 一呼吸おいて、深呼吸して、顔が赤くなっていくのを感じながら、僕は言った。 【僕も好きです】
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凄い!!
はじめまして! 桔梗と橘です 凄いですね!! 私も書いているのですが、 とっても、とっても、とーっても 凄いですね~! バイバーイ!
うわああ
男女のこのどぎまぎした感じが良いですね! 私と友達とで夢中で読みました♪ 私もこんな小説が書けるようになりたいなあ…
文章力やばい…
完全にあなたのファンになりました笑笑 恋愛小説とかお好きですか? 私はあまり読まないのですが。 これからも素敵な作品待ってます。(о´∀`о)
キュンキュンしましたぁ!
私もそういう恋愛がしたい!って素直に思いました!!! スゴくすてきです。題名もすごく気に入りました!!