恋
私は知愛(ちえ)。小学5年生。 なんか、最近不思議な感覚に襲われるの。土田君に会うと、ドキドキしちゃって目が追っちゃうっていうか....。目があうとドキッとしちゃう。しかも土田君のことが頭から離れないの。土田君も私の様子に気づいているのかな、なんか気にされてるみたい。 このことを親友の富美(とみ)に話してみたら 「うっわ笑 知愛、土田君が好きなんじゃないの!?」 と言われた。 でも、私は恋なんて全然わからないし、そんなの興味ないよ....。土田君が好きなんて....自分でも信じられない。というか信じたくない....。私はしばらく黙っていた。 「知愛、わかんないの?あなたは土田君が好きなんだよ、きっと。」 富美はそう言った。 「でも....私は恋とかしなくてもいいし、というかしたくないし。全然興味ないもん....。」 私はぶつぶつと文句を言った。 「何言ってるのよ、知愛....。あなたは今、恋してるのよ、恋。素敵ねぇ~笑。青春、青春っ!!!!」 「や、やめてよ、富美っ!!!!私は本気で恋なんてしたくないの!ほっといてよ....っ」 私は嫌になって駆け出した。 「ちょ、知愛....!?」 遠くから富美の声が聞こえた。 次の日の朝。 登校時間、富美に会った。 「ねえ、知愛!昨日の話なんだけどさ....」 「なに....?」 「知愛は土田君が好きなんじゃないの?違うの?」 「....よくわからないよ。自分でもわからないの。」 私は小さい声で言った。 「そっか....。」 富美は少し残念そうにため息をついた。 学校に着いた。 私が席に座ると、土田君が声をかけてきた。 「知愛.....?君、俺のこと好きなんだろ??」 「えっ....。」 「富美から聞いたんだよ....。おい、知愛。本当に俺のことが好きなのか教えてくれっ」 「....土田君のこと、好きかもしれなぃ....。」 私は周りに聞こえないような小さい声で呟いた。 「でも、はっきりとはわからない....。自分でもよく、わからなくて...。」 「そうなのか....。返事がはっきりしたら、教えてくれるか....?」 「え....?うん....、」 そう言って土田君は離れていった。 私は戸惑った。 休み時間。 また、土田君が声をかけてきた。 「知愛....。返事ははっきりしたのか?」 「あっ....。」 「教えてくれよ、俺のこと、好きなの....?本当に??」 「....好き.....です....。」 私は恥ずかしそうに微笑んだ。 「....俺も....好き。」 「えっ....!?」 「両思いで嬉しいよ、ありがと。」 「う、うん....!!私も嬉しい。」 そんな様子を富美が優しく見守っていたことを私は知らなかった.....。 そして、富美が私の知らないところで恋のお手伝いをしてくれていたことも。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 作者のうさぎちゃん(*^ω^*)です。富美がどんなことをお手伝いしていたのかは、皆さんのご想像にお任せします!この作品についての、指摘、感想をお待ちしてます!!最後まで読んでくださりありがとうございました!!!心から感謝致します!!!!
みんなの答え
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キュン☆
富美ちゃん優しい!ああ、私の親友に富美ちゃんを見習ってほしい(笑)。
すご!
初恋の人の気持ちが凄く細かく描かれていてすごい!リアル 私も初恋の時は恋かどうかわからなかった。(笑) 情景描写もばっちりですねっ! 10才でこれはすごいよ。 尊敬しちゃう。
感想
富美ちゃんの手伝い…自分は、 最初から、土田くんが知愛ちゃんのことを好き、っていうのを知っていたのかなって思いました。 そして、知愛にそれが恋だと教えて…みたいなのかなぁ、と思いました。 恋のキューピッドみたいな感じで素敵でした。