何よりも美しかった君
目の前に桜が舞う。それがとても綺麗で、どこか懐かしささえ覚えた。 きっと、この懐かしさの正体は、彼女のことだ。 俺の初恋の人。こんな、女なのに俺という自分のことを、親友と思ってくれていた子。 でも、それはほんの一瞬だった。一年すら持たなかった。まるで、この桜みたいに。 どちらも人間のせいで枯れてしまうんだ。努力に努力を重ねていけば、この桜はいつか永遠に見れるようになるはずなのに。 世界はそれはしようともしない。俺だって、彼女なら認めてくれる、そんな謎の期待から関係を壊してしまったんだ。 今でも後悔する。でも、セーブとロードなんてないから。もう戻れないから。そう考えると何かが頬を伝う。 綺麗な桜と綺麗とは言えない俺の涙が触れ合う。彼女とこんなふうになれたら。せめて、誰かと誰かを繋ぐ風になれたら。 そんな希望は叶わない。きっと、来世でも、彼女と巡り会って恋人になることなんて、できないんだ。 そもそも、彼女の好きな男の子の話を聞いているだけで胸が苦しくなるようなやつが、風になんてなれるわけないんだ。 風にすらなれない。人の幸せを祝えない。そんなやつに、生きる価値があるんだろうか。でも、それでも。 俺はいつか来るはずの幸せを今日も待つ。明日も、これから先も。どんなに辛くたって。今日を乗り越える。 永遠にくる明日を、今日を。幸せになんてなれるわけないのに目指す。 無謀だけど、もう少しこの生活を続けてもいいかな。そう思う。 俺は今日も、一歩も前に進まず、生きていく。
みんなの答え
辛口の答え
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むむむ!
aaaさん!あなた,,,天才! 彼女の事とか,あえて詳しく書かないの,いいと思います!
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