手紙屋
これは昔々、文字が発展しきっていないある二つの国の話。当時二つの国の 周りでは庶民は文字と親しくなかった。日常で文字を使う機会はあまり無く、字が書ける 人も多くいなかった。そんなこんなで生まれた職業が、手紙屋さん。 字が書けない人の代わりに字を書いて、届ける職業。二つの王国、北側のメール国、 南側のワード国の間にある村、レター村にいる手紙屋のフィーリングがこの物語の主人公。 フィーリングはメール国の王さまとワード国の女王さまとの文通の手助けをしている優秀な手紙屋だ。 メール国とワード国はそう遠く離れていないが、手紙を相手国に何度も届け続けるのは大変だ。 手紙の内容は、国民にもっと作物を与えないか、とか、今度お茶会をしましょう、とか様々だ。 最近だとライバル国、アドレス国の偵察がちょこちょこ来ていて、それの見張りも頼まれている。 整備されているが森の温もりが残る道。途中にある木の実はこの時期甘くうれてくる。 王さまと女王さまは優しいし、フィーリングは楽しく幸せな毎日を送れている。 ある日も、女王さまのおつかいで、王さまに手紙を届けていた。木陰に誰かいる。 「…誰?」 フードを被った少年。胸元には…アドレス国の紋章。「アドレスの人間?」 「…そうだよ」振り向いた美しい姿は灰色のフードが引き立てているみたいだ。 「僕はアドレスの偵察騎士。お前は、手紙屋…だよな?」 「そうですが…」「手紙を届けてほしい。メール国の王に。」メール国の…? 「何が書いてあるんですか?」「これからはメール国とアドレス国で同盟を組み、協力していきたいと こちらの王がおっしゃった。そのことをメールの王に知らせるためこちらの手紙屋に書かせた。」 「…わかりました。王さまにお渡ししておきますが、しょうだくを得ることが必ずできると思わないでください。」 「感謝する。」 …どうしようか悩む。相手はライバル国アドレス。簡単に手紙を渡していいのだろうか。 でもフィーリングは手紙屋だ。仕事を断る理由はない。届けよう。どんな内容だったとしても。 メール城に着き、王に手紙を渡した。 帰り道、またあの少年に会った。「手紙を渡してくれてよかった。」「これは、お礼だ。」 そう言って差し出したのはバケットいっぱいのフルーツ。アドレスのフルーツは大きく甘いものが多い と言っていた。「…ありがとう」「また、頼む」「ちょっと!?」 「同盟を結ぶことになったら、その倍の量の果物をあげる。」 名前もわからない偵察騎士からの依頼。たまにはこういうのもいいのかもしれない。 同盟になったら、果物が楽しみだ。なんて考える日になってしまった。 感想やアドバイスお願いします!読んでくれてありがとう!
みんなの答え
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メール国とアドレス国が同盟…?
ヤホウ!侍ジャパンだよ!!今回のお話は何かなぁーー???ウキウキ うーん…メール国とアドレス国が同盟を組んで仲良くするのはいいんだけど…するとワード国が起こらない?だって、メール国とワード国が仲良かったのに,いきなりその片方がライバル国と仲良くするなんて,僕がワード国の女王様だったら許せないけどなぁ…面白かったよ!! じゃ,バイバーイ☆