冷蔵庫での出来事
ある夜のこと。冷蔵庫たちはワクワク、ドキドキとしていた。 夜といえば晩御飯。この晩御飯で選ばれ、子供に食べてもらえる野菜こそ、勝ち組の野菜なのだ。 コ「私は勝ち組ね。あの子はコーンスープが大好きだもの」 キ「いやいや、僕だよ。だって、僕は水がある分何本でもポリポリと食べれるんだから」 二「私だって。すりおろしたらとっても甘いんだから!」 ト「野菜って言ったら誰もが私のことを言うでしょうね。赤くてみずみずしいまさに『野菜』という感じですわ!」 ナ「私は紫色のミステリアスな色ときたら。私を天ぷらにしてみて。とってもとろっとろになるのよ!」 玉「私だって!涙を流さなくていいの…。レンジでチンで醤油バターで、おいしくなるの」 優しいコー菜、パリッとした緑色のスーツを着たキュウ太、ちょっときついニンナ。 女王様気分ののトマ子とミステリアスなナス美、泣き虫な玉代。 野菜たちにとって、人間たちに廃棄されず食べてもらえるのが最大の喜びである。 また廃棄されるのが最大の悲しみである。そのために野菜たちは強い強い味方をつけている。 それは「作る人」である。料理を作る人が作る料理は運任せ。が、おいしく魔法をかけてくれる人を野菜たちは愛し、そ して頼りにしていた。 じ「あらあら、ピーマンがいないわねぇ」 ジャガイモのじゃが子が言う。じゃが子は勝ち組中の勝ち組だった。 ポテト、サラダ、スープ…幅広く使われる彼女はまさにトマ子よりも女王様気分だった。 そしてひどく陰湿ないじめをする者でもあった。 ピ「…僕なんて、きっと美味しくないよ」 ピーマンは泣きじゃくっていた。子供はピーマン「だけ」が嫌いなのだ。だから、大人にしか食べてもらえない。 じ「そうやって泣いているから。あっ、そろそろ冷蔵庫のドアが開くわ!さあ、私を手に取りなさい!!」 エプロンをきた女性がじゃが子を手に取った。 女「あら、傷んでるわ、これ。残念だけど…」 女は生ゴミ入れにじゃが子を入れた。じゃが子は全てが深く傷つき、自分の傷んでいるところを改めて見つめた。 女「トウマー。今日はピーマンの肉詰めよー」 子「ええっ、ピーマン?嫌だよ」 女「おいしくしてあげるから」 そして女・トウマの母はピーマンを1番奥から引っ張り出し切って肉をつめ、美味しく作り上げた。 子供は喜び、ピーマンの肉詰めを食べすすめた。美味しくて、三つも食べてしまった。 冷蔵庫はそれをみていた。なぜなら同じ食卓に並んだのだ。ナスのとろとろ焼き、コーンスープ、玉ねぎのレンジでチン した醤油バター。ニンジンのすりおろしときゅうりとトマトの輪切り。 それぞれの野菜が望んだ料理に生まれ変わったのだ。 野菜たちはピーマンに優しく微笑んだ。ピーマンは嬉しそうな顔で子供の口へ運ばれた。
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みんなの答え
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え、おもしろい!
引き込まれていくような面白さ…!食品ロスについても考えさせられるし……!!教科書に載ったらいいレベルだよ、これ、!
本当に同い年!?
こんにちは!ノコまるです! ────感想──── 本当に同い年!? 私が小説書くとしても、野菜の小説を書かないと思う! すごすぎます!!!!
面白い!
こんにちは、ミラクル☆スマイルだよ! 本題↓ 「冷蔵庫での出来事」読ませていただきましたっ!わぁ!めっちゃ面白い!野菜側のお話とかすごい!野菜側とは!感動!この表現?とかがめっちゃすごいんだよ!やっぱ自分がしたことは自分に返ってくるよね、ってじゃが子を見て思った!食品ロスはダメっていうのも改めてわかった! 素晴らしい作品をありがとう!ではまたぁー(^з^)-☆マタネ^o^
新しいね!!
コンチクハ!!侍ジャパンでゴザルニャン(=^x^=) ☆*:.。. o本題だニャンo .。.:*☆ 新しい発想!!すごーい!!食べられる野菜側の立場で気持ちを考えた事なんてなかった…!!無題!!新しい!!素晴らしい!! ………やっぱりこのお話でいう野菜側の気持ちを考えたら,食品ロスはいけないよね(T-T) 食べられる分量だけ買って,いらない分量は買わないッ!!美味しく食べるッ!!それが一番大切だね!! イェーイ!*\\\\(^o^)/*!((食品ロスゼロの世界を目指そうゼ!!! じゃあ,バイバーイでしゅ☆