感動の再会はいい事ばかりではない。
10年前。 私が小学四年生の時だった。 その時 転校してきたのが「真澤悠斗」だった。 悠斗は少しやんちゃで、優しかった。 私もだいぶ仲良くなった。 あぁ、そう言えば、悠斗ん家はお金持ちなんだってなんて噂がで回る程。 だが、夏休みの時だった。 悠斗はアメリカに行ってしまった。 「あぁ、もっと話したかったなぁ。」 なんていつもの事。 そして今。 私は20歳。普通に街を歩いていた時、突然 “ある男”にぶつかってしまった。 「あ、ごめんなさい!」 「いえ。別に結構ですが…」 その日は何も思わなかった。 次の日、また“ある男”とぶつかった。 「すみません。無事ですか?私は大丈夫です」 「あ、はい。無事ですが…」 その日も何も思わなかった。 次の日もまたまた“ある男”にぶつかった。 「今日も?!あれ?もしや。あの、名前は?」 「真澤悠斗ですけど…聞く必要あります?」 「あ、失礼しました。ごめんなさい」 「フッ、しょうもねぃな。」 その日は気付きた。“ある男”は真澤悠斗だと。 その日の夜、友達の「葉月」に連絡した。 「夜分遅くごめんね! あのさ、小4の時、真澤悠斗って人居なかったかな? 何か今日、その人と会ったんだよね。」 「え?真澤悠斗! あの人じゃん。転校生の!アメリカ行った人! 歩美、仲良かったじゃん! で?で?どんな事が起きたの? 感動の再会ってやつだよね?あー凄い!」 「いや、別に… 向こうは私だって気付いてないからさ。」 「なーんだ。そんなのか。」 次の日もそのまた次の日は悠斗に会わなかった。 そして、悠斗のお姉さんと連絡が取れた。 「こんにちは!悠斗の姉の柚月です! 歩美ちゃんで良いかな? 実は悠斗とは余り喋ってなくて…ごめんね。 だけどはい!これ!悠斗のLINEだから…」 「柚月さん!ありがとう! でも、なんてメールすれば…」 「あー、大丈夫だよ。 悠斗、ああ見えて昔の人と連絡がとれれば結構喜ぶほうなの。 だから、何でも良いよ。 歩美ちゃんの事は私が言っとくから。」 「ありがとうございます!じゃあ早速送ります」 「こんにちは! 真澤悠斗さんですか?間違ってたらごめんね 私は阪本歩美です。小4の頃に同じでした! 私の事、覚えていますか?」 「こんにちは。真澤悠斗です。 失礼ですが、僕は阪本歩美さんという名前が覚えていません。 多分、僕の記憶喪失です。」 なんと、悠斗は記憶喪失になってしまった。 翌日、お姉さんからLINEが届いていた。 「歩美ちゃん、伝え忘れてたんだけど… 実は1週間前に悠斗が頭を打ったそうで 記憶喪失になってしまったの。 だから、名前と家族だけ覚えたんだって。 本当にごめんね。 歩美ちゃんの事、覚えてないんだ。」 「そうですよね。私も、昨日メッセージが来ました。 “僕の記憶喪失です”って。」 「本当にごめんね。」 「いえ、大丈夫ですよ。」 (せっかく会えたのに…どうして) 「ピコッ!」と大きな音がスマホからした。 悠斗からのメッセージ。 「こんにちは。 僕、昨日によく考えて阪本歩美さんを思い出しました。 小4の時、4年2組でしたよね。 僕は転校してすぐにアメリカに行ってしまった」 私の心は勢いが止まった様に感じた。 (ドックンッドックンッドックン) 音は止まった様に感じて止まらない。 次の日、悠斗はまたアメリカに留学しに行った。 また、感動の再会は来るのだろうか。 “感動”だからって良い再会ではなかった。 それを私が“今”知った。
みんなの答え
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すっごくすっごく凄い!!!!!!!!!!
神超えていますよね?本当に凄い私は全くそんな才能を持っていないからうらやましー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うまっ
めっちゃ上手じゃん びっくりしたよ うちそんなのかけないからさ