ブルースター
そうだ。手紙を書こうかな。 相手はもちろん君。 伝えたいことを何となく力が抜けていた右手に込める。 ちょっとよろよろした字になっちゃったけど。まぁ仕方ないよね。 さて、どうやって君に渡そうかな、、、 うーん。直接は会えない。 ママに渡してもらおうかな。 でもママが君に会うのって、結構先か。その場に多分僕いないし。 できるだけ早く伝えたいんだけどな。 あ、そうだ。ここにいる人に頼んどけば、君がここに来た時にすぐ渡せるか。 後で渡しておこう。 でもこの文章、なんか気に食わない。直すか。うん。 あ、言っとくけどラブレターってわけじゃないよ? なんて言えばいいんだろ。日頃の感謝を伝える手紙みたいな感じ。 うん。いい感じな文章になったかも。 よし。これで準備万端。いつでもいける!! ピーーーーーーーー 僕の部屋に高くてキンキンするような音が鳴り響いている。正直言ってとてもうるさい。 多分、あと、、、3時間くらいかな?すれば学校が終わって帰ってきた君がここに来てくれるはずだ。待つかーー長いなーー。そのときに手紙はわたしてもらうことになってるから。 「はぁ、はぁ、はぁ、、、はるとっ!!」 はると。それが僕の名前だ。 「はると、、、」 僕の名前を淡々とつぶやく君。 「なんで、、、」 「早すぎるってば、、、」 やっぱり、僕早いよねー。僕もそう思ってた。 「あ、これ、、、」 君が来たのを見計らってここにいた人が手紙を渡してくれた。 無事渡せてよかった。 「え、、、」 どうだろ。僕の思いが伝わってるといいんだけどな。 「なんだよっ、、、はるとのくせにっ!」 君は感動したのか泣きながら言った。 そんなに感動してもらえるとは思わなかったなー!うれし、 じゃ、もうそろそろ無理みたい。ばいばい。ありがとう。 「君」サイド 学校から帰ってすぐ。 「ちょっと!急いで病院行くわよ!」 「え?もしかして、はると、、」 「急いで!」 ママにそう言われて急いで病院へと走った。 「はぁ、はぁ、はぁ、、、はると!」 そのとき、もうはるとの病室には 「ピーーーーーーーー」 という、甲高い音が響いていた。 うそでしょ。 「はると、、、」 やだ。こんなの、、、認められるわけない。 「なんで、、、早すぎるってば、、、」 なんでそんなに早く逝っちゃうの? もっと私のそばにいてよ。 いつも通りの笑顔を見せてよ、、、 「あ、、、これ、、、」 はるとのカーテン越しに隣にいた患者さんにはるとが書いたと思われる手紙を渡された。 そこには、弱弱しい字で、 「いつもありがとう。あんまり悲しまないで。すぐ立ち直ってほしいな。君の笑顔は多分、空まで届くはずだから。」 「なんだよ、、、はるとのくせにっ!」 泣いちゃうじゃん、、、笑えないよ、こんな状態で。 認められない、いや、絶対認めない。 教室の机には白い花が入った花瓶。 家の表札のはるとの名前は消されていた。 そんな状況のひとつひとつが、はるとがいなくなったことをはっきりと強調させる。 いやだ。はると、、、 そんなとき、はるとの声が聞こえた気がした。 「笑ってよ。もっと。笑った顔が見たいんだからさ。」 「無理だよ、、、」 「いや、僕全然元気だし。いつでも見てるよ?安心して。」 「でも、、、」 「でもじゃない。僕のためにも、笑って?」 「わかったよ、、、頑張ってみるよ、、、」 そんな幻聴が聞こえたような気がして。 取りあえず。頑張って笑えるように立ち直ろう。 空の上で見守っているはるとに顔が向けられるくらいに。 前を、向こう。 そうしないと何も始まらないから。 何も手に負えないから。 この姿勢が、はるとになんとか伝わっていると信じて。 よしっ! 君の病室に飾ってあった花、ブルースター。 花言葉は信じあう心、、、だったかな。 わたしは「見ている」と言ってくれたはるとの言葉を信じるし、はるとには私の「笑えるように頑張る」という言葉を信じてほしい。 って思いも、はるとにはお見通しなのかな、、、なんてね。 「いつも、ありがとう。信じてくれて、ありがとう。」 こんにちゃー!作者です! なんとなく、死ネタの隠ぺいを頑張ってみました!(前半、はるとサイド) そして、最後の「ありがとう」これはどっちが言っても成り立ちます。 皆さんはどっちで想像しましたか? 答えはないです。ご想像にお任せします。 最後に!ほんとに、感想ください!
みんなの答え
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花言葉好き
花言葉シリーズはロマンチックですごく好きです! ブルースターっていう花は知らなかったんけど素敵な花言葉ですね。また調べてみます! 私は最後のセリフは2人同時に言ったのかなっていう想像しました。 死ネタの隠蔽上手くいってたと思います!私は「ピーーー」のところまで気づかなかったです。 また書いてください!
はると、、、
やー、私の友達にははるとってなまえのひともいてえ、その人と重ねちゃうのよ、、、 でも私が「君」だったら泣いちゃう。
君天才!
ライです! すごい!天才! はるとサイドと君サイドがあってすごい! ありがとうって魔法の言葉だね! じゃあね!(短くてゴメンね)!