どこまでも、どこまでも青い空をバックに
弱く暖かい風が顔をなでる。ああ、今年も春がきた。しかし、本当の春はこれからだ。 家の窓から見えるのは、咲き掛けの桜の花と満開の桃の花。でも、この桃の花は毎年これからの時期やってくる「春一番」に吹き飛ばされてしまうだろう。春一番が優しい春風になったら、桜はもう満開。そう、ここからが本当の春だ。 朝。風光る、麗らか(うららか)な日だ。しかも、遠くが霞んで見える。これが、春霞(はるがすみ)だ。散歩に出かけると、ゆるやかな小川の近くの桜は満開だった。この、何とも言いがたい美しい特別な景色。まるで、自然が私のために用意したような。私のためのプレゼントのような。そんな気がする。たぶん、そんなことはないのだろうけれど。 私は、画板と画用紙と色鉛筆を持ってきていた。伸び始めたばかりの芝生の地面に座る。優しい春風が心地いい。 さっそく、画板に画用紙をのせ、色鉛筆をはしらせ始めた。桜の幹、花を見ながら。優しい春風にふかれて小川に浮かぶ桜の花びらを見ながら。遠くが霞んで見える青すぎる青空を見ながら。絵を描いていても、平和だ。こんな朝は。 いつの間にか、小鳥がさえずり始めていた。 絵が完成した。風光る、麗らかな感じがだせたし、春霞もうまく表現できたと思う。それに、優しい春風と花吹雪。ゆるやかな小川に浮かぶ花びら。斜め65度くらいを狙って描いたこの絵。正確にはわからないが、もう昼近い時刻のはずだ。 美しい景色楽しみながら帰宅した。 そうだ、題名は「春を告げる桜」にしよう。できた絵を壁にかけながらそう思う。この絵の背景は青空色。これも、意識しながら描いたことのひとつ。 『どこまでも、どこまでも青い空をバックに』 おわり 作者の★SINSEDAI魔女Ruruka★です!初投稿ですので、やりすぎくらいの優しいアドバイスと、感想をくれると嬉しいです。
みんなの答え
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控えめに言ってすごすぎます…
なんていうか、度肝を抜かれました。 今の10歳はこんな文章がかけるんですね…これは小説得意にしていた私も未来を考えないとまずいですねw 語彙力も素晴らしいです。改行のタイミングも、文章の表現力も最高です。 それくらい素晴らしすぎて、何も言うことがありません…!
素敵ですね
初投稿でこんな凄い文章が書けるなんて尊敬です! 細やかな情景が書かれていて、読んでいると春の風が吹いてくるような感覚がします。 桜のピンク色と空の青色がいい対比になってますね。 主人公の春への大きな喜びがよく伝わってきます。 タイトルを最後に持ってくるのも終わり方がまとまってていいと思います!