ひまわりのきみ
太陽がさんさんと照らし、ときおり吹く暖かい風がゆるゆると揺らす。 はしゃぐ気持ちを夏の優しい香りとともに閉じ込めたきみを見つめた。柔い日差しのように、僕の世界を優しく包んだきみが眩しくて目が焼けてしまいそうだった。 「愛してる」 そうきみに伝わるように、白く冷めたほほを撫ぜる。5年前、ふわりと微笑んだきみが、まるでひまわりのようで、揺らぐ心を掴まれたのだ。 窓からやってきた風が、ベッドの上で開いたままの文庫本をパラパラと音を立てながら急速に物語を進めていく。 「風が強いみたいだね」 窓を閉めようとする手に花びらが触れ、ひらひらと床に落ちる。視線を動かすと庭のむらさき色のひまわりが風に乗って散っていくのが硝子越しに見えた。 きみは、白いベッドの上で静かに眠っている。 きみと過ごす日は、これが最後になる。未来永劫開かないきみのまぶたにそっと口付けをした。 私の稚拙な文章を読んでいただきありがとうございます。 私、むらさきのひまわりの存在を最近知ったんですが、どう見ても太陽がうっかり焦がしちゃったひまわりみたいでした。瞬間、私の中の『むらさき』が消失しました。『むらさき』とはなにかと。『むらさき』という文字の守備範囲広すぎんか?と。『むらさき』って赤と青を足したやつじゃないんか?と。 …こんな話どうでもいいですね。とりま体調には気をつけてお過ごしください。 それではまたどこかで。