桜の木の妖精に告げる
「おはようございまーす!」 「おはよう星ちゃん」ニコッ 毎日こんな風に挨拶してくれるのは 鈴木さんっていうおじいちゃん。 私の通学路、桜の木の下のベンチに いつも座ってる。 1年生の頃からだからもう仲良し。 今は5年生!星はセイって読むよー 「おかえりなさーい」 「鈴木さんただいま」 最近なんだかボケてきてるのかな? 「せなちゃんおかえり」 「鈴木さん、星ですよ?」 「あー、そう。ごめんな」 って感じでたまーにボケてるんだよね 冬でもいるからちょっと心配だけど 「星ちゃんどうも」 「あ、鈴木さんただいま」 雪が降ってるのに寒くないのかなあ 「カイロいる?」 「カイロ…?」 「あ、あったかいやつ」 渡した時の鈴木さんは笑顔だった。 なーんて一年間過ごしてた。 6年生の春。最高学年って凄いな。 私はいつものように桜の道を通った あれ?鈴木さんは? サクラと書いてる看板の横には 『長生きの木でしたが、5827ー』 ん?5827って何。? 桜の木は切り株になっていた。 「嘘…でしょ…」 鈴木さんはいない。 後から知ったけどこの5827は 誰かの落書きらしい。 鈴木さん…桜と散っちゃったんだな 「鈴木さん、おはようございます」 と木に向かってつぶやく。 「毎朝挨拶してあげるからね。」 と言って切り株に触れた。 6年生の春。桜の木の妖精に告げた、 一言。
みんなの答え
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5827に込められた意味?
意味なかったらすみません でもこういうもの見るとなにか深い意味があるのかなぁって思っちゃうんですよ 私もちょっと考えたんですけどわかんなくて、 解読班頼むー(人任せか) まあ、なかったらなかったで素敵な小説だと思います! また書いてね!