短編小説みんなの答え:1

いつもの図書館

午後5時25分。 僕はいつもの図書館に向かって歩き出す。 その図書館では恋人の呉屋が今日も待ってるのだ。 歩いてる途中、電柱の側にある花束を見て嫌気が差す。前にここで交通事故があって、学生が1人亡くなった。 気分が悪いまま図書館に着いた。 図書館に入り、呉屋をみつけ隣に座る。 呉屋は5時30分を指す時計を見てから少し寂しそうにこっちを向き、すぐに本を読み始めた。 9月の夕日が呉屋の後ろから射して逆光で呉屋の姿が黒々しい。 そういえば前に呉屋がこの時間帯は黄昏時って言って、少し薄暗くて相手の顔の見分けが付きにくい時だって言っていた。 でも正直、呉屋の顔が暗くて見えなくても背丈とか声とか仕草で分かる。 しばらく黙ってたけど、呉屋に言いたいこと、いや、言わなくちゃいけないことがあるんだ。 ずっと本を読んでいる呉屋に向かって、口を開く。 『呉屋、あのさ「呉屋くん。」 突然、図書館員のおにいさんが呉屋に話しかけた。この人はよく本を探すのを手伝ってくれるから、僕も呉屋も面識がある。 「毎日来てるみたいけど、大丈夫なの?」 「はい、逆に毎日来ないと落ちつけなくて。あいつ学校帰りよくこの席で一緒に本を読んでたから」 呉屋の声が震えてる。なんだか胸が苦しい。 「その本、いつも読んでるよね」 「これ、あいつが最期に読んだ本なんですよ。この本に限った話じゃないけど、小学生でもわかる漢字なのにこの字なんて読む?って何回もきいてきて。本よく読めば頭良くなるなんて嘘なんだなーって。バカですよ。だからいつも無茶するんです」 「呉屋くん」 「ここで忘れ物しても、明日学校休みなんだからその時取りに行けばいいのに、暗い時間帯に行く必要ないのに、たかが俺があげたペンなんてわざわざ取りに行かなくていいのに、あの日、あの時、俺が図書館に行くのを止めてれば・・・」 呉屋の目からどんどん涙が溢れてくる。それを見て図書館員のおにいさんが慰める。 僕はただ見ることしかできない。 背中をさすることも、声をかけることもできない。 でも呉屋に言いたい。もうこれ以上、呉屋にこんな思いさせたくない。なのに、 『呉屋、あのさ、あれは呉屋のせいじゃないよ。僕、今でも呉屋が大好きだよ。だからそんな顔すんなよぉ・・・』 今日も僕は呉屋に話しかける。 けれど呉屋には届かない。

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悲しいお話...!

Hi(^^♪My name's Marin(*´・ч・`*) ☆*: .。. o本題o .。.:*☆ 悲しいお話...! Have a nice day(*^^)v Thanks for reading(*'ω'*)See ya(^^♪


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