短編小説みんなの答え:2

初めての夏

初めて彼氏が出来た夏。 私にとって大好きな季節だった。 彼氏と初めて行った夏祭り。少し蒸し暑かったけれど、彼とならそれもまたいいと思えた。 紅く煌めくりんご飴が私は好きだ。 「りんご飴買って?」 「しょうがねぇな」 おねだりをしてみると、彼は笑って私にプレゼントしてくれた。 幸せそうに頬張る私の顔が好きだと言ってくれた。私はりんご飴のようになる。 「人多いから、手、繋ごう」 彼に手を引かれ、人混みを掻き分けて歩いた。彼の耳、首筋は赤かった。 恥ずかしいのかな。照れてるのかな。 私はからかいたくなった。 「もしかして照れてる?」 彼はこちらを振り返って、はにかんだ。 「お前もな」 意識したせいか、自分でも顔周りが熱くなるのを感じた。 少し背の高い彼の横顔は、花火の光に照らされて余計に綺麗だと思えた。 汗でぐしょぐしょなのも彼のおかげでどうでもいいと思えた。 私にとって何もかも初めてな夏だった。 ものすごく幸せだった。 あれから5年が経った。 「私、あれからお祭り行ってなくてさ、今日久しぶりに行ったんだよ。また一緒に行きたいな。浴衣着てさ。そしたらりんご飴、買ってくれる?」 彼は何も言ってくれなかった。私は寂しかった。 「あの事件がなければ今も一緒にお祭りとか行っていたのかな」 「…」 「ここに少しだけりんご飴置いていくね。アリのご飯になるだけだけど」 「また来るね。今も、これからも、ずっと大好きだよ」 そういって私は石に刻まれた彼の名前を指でなぞった。 生ぬるい風が私を包み込む。 彼に抱き締められているような感覚がした。 「私、少しおかしいかもしれない。もう隣にいないのになぁ……。まだ暑いね」 私の言葉に反応したのか、また風が吹いた。

みんなの答え

辛口の答え

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最後がちょっぴり儚い...!

Hi(^^♪My name's Marin(*´・ч・`*) ☆*: .。. o本題o .。.:*☆ 最後がちょっぴり儚い...! Have a nice day(*^^)v Thanks for reading(*'ω'*)See ya(^^♪


やばい...

はじめまして、#ふぅ。です! 『ふぅちゃん』って呼んでくれると嬉しいです! すごい... 最後はちょっと寂しさもあったけど、素敵なお話。


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