蘭くんと獅子くん
ボクはランチュウの蘭くん。 つい昨日ここにきた。 ココはキンギョ屋さん。 和金などキンギョをはじめ、フナ、コイ、メダカもいる大きいお店だ。 ここのオーナーは金原さん。 優しい女の人だ。 『蘭くん』も金原さんがつけた名前だ。 「おはよう!蘭くん!今日は新しいお友達がやってきたよ!」 やあ金原さん! 新しいお友達楽しみだな! 早く見せて! 「今から入れるよ!気をつけてね!」 わーいわーい早くぅ。 ジャボン。 元気に入ってきたのはかなり立派なオランダ獅子頭。 5㎝の僕より1㎝くらい大きい。 「この子はオランダ獅子頭の『獅子くん』よ!」 獅子くん!カッコイイ名前! 見た目もいい獅子くんは、早速僕に話しかけてきてくれた。 「やあ!はじめまして。ボクは獅子くん!よろしく」 「こんにちは!ボクは蘭くん!」 ボクは獅子くんがカッコよく見えてきた。 翌朝。 いつものように金原さんがエサを持って来てくれた。 ボクは獅子くんの浮いているエサを生まれて初めてみた。 獅子くんも沈む餌を見るのは生まれて初めてのようだ。 (じーーーーーーーーーーーー。) こんな感じで朝ごはんが終わった。 だが。 11時くらいだろうか。 獅子くんをずっと見てるお客さんがいた。 え。まさか。 ボクはわざとお客さんの目に留まるような動きをしてみた。 踊るように泳いでみたり、頭を下にしてみたり。 でもお客さんは獅子くんだけ見てる。 朝ごはんのとき僕らがしたように。 ついにお客さんは金原さんにいった。 「このランチュウください!」 ええええええええええええええええ! 獅子くんじゃないんだ! 見てたのは獅子くんなのに。 どうして。 金原さんがアミを持ってきた。 「じゃあね獅子くん。」 「じゃあね蘭くん。」 ボクはあっけなくアミに捕まった。 トラックに入れられた。 水槽に入れられた。 獅子くんがいない。 でも、獅子くんも同じ気持ちだろう。 獅子くんも辛いと思う。 だから、ボクはこの飼い主さんのもとでいい子にして、寿命を全うするまで生きようかな。 ボクの心には、希望の光がさした。 きっと大丈夫。 獅子くん、ボクは大丈夫だから。 心配しないでね。 【終わり】 コメントお願いします!
みんなの答え
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金魚目線で描かれているところがいいね!
Hi(^^♪My name's Marin(*´・ч・`*) ☆*: .。. o本題o .。.:*☆ 金魚目線で描かれているところがいいね! Have a nice day(*^^)v Thanks for reading(*'ω'*)See ya(^^♪
いいお話だね!
こんにちは!元瑠璃の空愛だよ~! .。。◯ いいお話だね! 短文でゴメンね_(._.)_ .。。◯ 小5より
金魚大好き!
金魚飼ってるので、蘭くんの泳ぐ姿を想像して頬が緩みました! なんで獅子くんが選ばれたのか、とか深読みするところがあって好きです!