小説「あの上で」
私はずっと舞台俳優を目指していました。 …はい。この面接は…ただのコンビニアルバイトなのはわかっています。あ、気を使わなくても大丈夫ですよ。 もう諦めたことですから。いいんですよ。 あ、もう面接は終了ですか。…はい。ありがとうございました。 もう何年も前のことだ。中学の校外学習で舞台映画を観に行った。ときには近くて、大きくて、小さくて、遠かった。 それが終わったあとのことは覚えていない。鳥肌がたって、今でも鮮明に思い出せる。 そのとき、ああいう人になりたいと思ったのだ。存在感があって、きっと誰にも忘れられないような人になれるだろう。 そう甘く見て、ただ必死に夢を追っていた。でも何故コンビニのアルバイトに面接にいっていたのかというと それはようやく現実を突きつけられたからだ。 1年前、オーディションを受けた。やっと一時審査を突破して浮かれていた。 でも甘かった。私の考えは。隣の受けていた人は私なんかと比べものにならなかったのだ。 でも。私はあのときと違う。言葉では諦めていた。心の底ではずっと目指している。いつか、本当になることを願って。
みんなの答え
辛口の答え
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好きです…
すごく刺さりました!私も将来について悩んでいることがあってめちゃくちゃタイムリーでした! 「憧れはあるけど自分にはできるのか」という思いがこの話にある気がします。現実を突き詰められるのが辛いけど、それでも諦めない主人公が素敵だし、自分もそんなふうになれたらいいなとも思いました。 小説読めて、嬉しかったです!
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