終末世界と朝焼けの色
「ー週間後、この世界が終わりをむかえる。」 そんなことを言われたら、あなたはどうしますか? ただただいつも通りの日だった。僕はいつもの時間に起きて、学校に向かう。教室に入ったって、何も変わったことはない。女子は机の周りで喋り、男子たちはスマホをのぞきこんで馬鹿さわぎしていた。クラスの真面目ちゃんはもくもくと机に向かい、厨二病は何かをノートに書きなぐっている。それから僕は自分の机で本を開く。何も変わらない、見慣れた日常、のはずだった。 4限目が終わり、昼休み。皆が思い思いの場所に向かい始めたそのときだった。急に、教室に備えつけられているテレビがついた。僕はそこにうつったそうそうたる面子に目が離せなくなった。そこにうつるのは各国の首脳たち。また異様だったのが、そこには沢山の外国人の報道陣がいた。 何が起きたんだ、とクラス全員の視線がテレビにそそがれる。そこで聞こえたのは、信じられないような言葉だった。 「えー国民の皆様にお伝えいたします。この度、地球は滅亡します。期限はー週間後。くわしい事はお伝えいたしかねます」 首相がそう言ったとたん、テレビがブチッと切れた。教室が静寂につつまれる。いや、今、この世界で言葉を発するものはいないのではないかというほどに、あたりは静まりかえっていた。 初めに耳に飛ぴこんできたのは、陽キャのΓは?」というー言だった。それが合図だったかのようにクラスメー卜たちが口々に喋り出す。 Γえ、どういうこと?」「俺ら死ぬの?」「やだ、変なこと言わないでよ」 その後、学校は休校になった。それからのー週間は、まるで地獄のような日々だった。世界各地で暴動が発生し、地球は混乱の禍の中にあった。ー歩外に出れば死体、死体。人間のものもあれば犬や猫など動物の死体もあった。そんなぐちゃぐちゃな世界でも、時は進む。ついに、ー週間が過ぎた。 「全部、見おさめだな」 その日はあれ果てた道路さえ、美しかった。地球最後の日でさえも、口マンチックなことなんて何もなく、僕はいつものように眠りについた。明日は、来ない。 目が、覚めた。外は明るくなっている。世界は終わらなかった。ボ口ボロの街に生き残りらしき人がちらほら見える。その横顏は悲しいようにも嬉しいようにも見えた。 今日見たいつもと何も変わらない朝焼けを、僕はきっと、ー生忘れないだろう。
みんなの答え
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わぁお…。
ども。Harukaさん。珊瑚礁がらすです! わぁお…。深いですね…。 「地球が終わる」と言われたのは、 もしかしたら試されたのかもしれない。 生き残るか生き残らないかは、 自分で決めることだったっていうところ… 深い。深すぎる。 そしてこの予想が外れていたら恥ずかしすぎる。 ていうかすごい文章書くの上手いですね。尊敬。 最初の「あなたはどうしますか?」 の問いかけとかすごくいいです。 いいお話、ありがとうございました! じゃ。
感動した
本当に自分と同じくらいの年の人が書いたのか疑うレベルで感動しました!情景が浮かんできて、自分が物語の中にいるみたいな気持ちになりました!ありがとうございます!
めちゃくちゃ凄い!!
Hi(^^♪My name's Marin(*´・ч・`*) ☆*: .。. o本題o .。.:*☆ めちゃくちゃ凄い!! Have a nice day(*^^)v Thanks for reading(*'ω'*)See ya(^^♪