親友
「いってきまーす」 ドアを開けると、むわっとした空気と共に蝉の声が聞こえてきた。 今日は、親友の命日だ。 3年前に亡くなった、私の大好きな人。 3年前、親友はいじめられていた。 私はただ見ていることしかできなくて、助けてなんてあげられなかった。 守ってあげられないことが悔しくて、大好きな人すら守れない私が、何故生きているのかと思った。 でも、親友はそんな私のことを見放さずに仲良くしてくれた。うれしかったけど、辛かった。毎日毎日、親友を想う気持ちと、罪悪感が募っていった。 あるとき、唐突に親友がプレゼントをくれた。 誕生日でもなんでもないし、なにかイベントがあるわけでもない。私は不思議に思った。 「なに?これ」 「それ、あげるよ。私が作ったの」 「え、でも…」 「いいから、もらって?」 「……わかった。ありがとう」 そういうと、親友は笑顔になった。 家に帰って袋の中を見ると、一通の手紙と勿忘草の押し花が入った栞があった。 その日、親友はいなくなった。 私はそのときから、親友のかけた呪いに囚われている。でもそれは、私に対する罰なのだろう。大好きな人を守れなかった、私への罰。 スターチスの花を胸に抱いて、私は足早に親友の元へと向かった。
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すごぉ
こんにちは!yunaと申します よろしくねー(*^^*) めちゃめちゃすごいですね……! 花言葉を本で調べてみたんですけど、 勿忘草は“私を忘れないで”、“真実の愛”でした …ってことは親友ちゃんはこの子のことが大好きで、ずっとずっと忘れないでほしいって思ったから勿忘草を渡したってことですか…? やば涙が…() スターチスは“変わらぬ心” お墓にお供え? この子も親友ちゃんが大好きで好きなのは変わっていないよ、今でも私の親友だよってことですかね……? 考察がとまらないんですけど… ほんっとにすごいです先輩!(?) この子の辛さ、苦しさがしっかりと表現されていて感情移入しました… 最初の「いってきまーす」っていう始まり方がすごく好きです! 「スターチスの花を胸に抱いて、私は足早に親友の元へと向かった。」 っていうのが、お墓参り?に行くじゃなくて、親友の元へ向かったっていう表現がすごくいいと思います!! 考察まみれ?でねこチーズさんの意図と違っていたらごめんなさい 読んでくれてありがとう♪ 素敵な作品ありがとうございました!(..)ペコ 長文失礼しました