人は、これを黄昏という。
踏切越しに見える真緒は、なんだか怒っているように見える。なんでだ、自販機の方にいたからスポドリ頼んだからなのか。それとも、やっぱり前のことを気にしているからか。 俺らは、中一の時同じクラスで、かなり仲が良かった。ただ、翌年クラスが別れると、部活だけでもと、俺は真緒と同じ美術部へ変えた。バスケプレイヤーへの道を諦めたのは、今思えば後悔というよりバスケをやってなければ、という後悔が俺を襲う。 ー私のために変えた? 真緒が、そういったのは中二になってすぐだった。 ーお前が、好きだから! その言葉が出るまで、数秒かかった。それに思ったのか、真緒は、 ーごめん。すぐ質問答えない人、嫌いだから。 そう言い残して、一緒に帰るのをためらった。 俺は、そんな中、真緒に言った。 ーあのさ!俺やっぱ真緒が好きだ!! 私は、スポドリくらい自分で買ってよ、って思っていた。すると、秀斗は急に ーあのさ!俺やっぱ真緒が好きだ!! 急に言ってきたとはいえ、知ってた。でも、 私、この後引っ越すからさ。誰にも言ってなかったけど。だから、何にも言わないままが良いんだ。 自分勝手で、ごめん。 ー付き合えってこと? ーそう! 秀斗の言葉を最後に、電車が横切っている。私は、スポドリをその場に置いて、できる限り逃げた。 ごめん。本当にごめん。私も好きだよ。あの時は、恥ずかしくて、あんなこと言ったけど、 好きなんだよ。 ーえ? 気づくと、真緒はいなくなっていた。俺が頼んでいたスポドリを置いて。 今回は、返事速かった方じゃん。 黄昏。それは夕暮れのことを言う。ただ、もう一つ別の意味がある。 盛りを終え、終わりに近づくこと。 その後、俺は真緒を目にすることはなかった。 その後、私は秀斗を目にすることはなかった。 二人は、思う。 ーきっと、人はこれを黄昏という。
みんなの答え
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わぁ…。
こんにちは!なっしー。だよっ!ニックネーム覚えてくれるとうれしいなぁ! yunaさんも言っておられますが、切ない恋ですね…。二人には結ばれてほしかった…。 二人が同じことを考えているところ、すごくいいと思いました。 これからも頑張ってください!
すごい!!
こんにちは!yunaと申します よろしくねー(*^^*) 切ない恋ですね…… 踏切とかスポドリとか自販機とか電車っていう言葉フレーズが夕暮れの青春感??を出していてより切なく感じ取れます セリフも“ー”を使ってから書き始めることでセリフとわかるけど文章と馴染んでいる?感じがして好きな書き方です! 言葉一つ一つが切なさと青春感を引き出していてすごくぐっとくる小説でした ほんとは両想いってことですよね… え~…悲しっっ 読んでくれてありがとう♪ 素敵な作品ありがとうございました!!