フクシュウは何を生む?
これは、元々引っ込み思案だった少女が、更に、人間不信になった理由を、また、その少女が『アイツラ』に対してした、フクシュウについて書き記したものである。 私は、もとから、あんまり良い人間というか、成績的にはあまり良くなかった。運動は下の下、勉強は中の上くらい。 跳び箱、鉄棒、マット運動、、、これは本当に嫌いだった。 昔、みんなとは別の幼稚園で育ち、小学生になるのと同時にこっちにやってきたため、一年生では、全員が初対面だった。 引っ込み思案で、人見知り。おまけに容姿も醜いと言われ続け、正直な話、その頃から結構きつかった。 でも、学校を楽しいとも思わなければ、学校を苦に思ったこともなかった私は、インフルとかになって休むことはあったけど、結局、それ以外は毎日学校に通っていた。 その頃のこととかはあんまり覚えていない。 なぜなら、2年3年のときに、地獄を味わったからだ。 いじめられた。何回も何回もやめてといっても、先生に言うよ、と言っても、やめてくれなかった。 アイツラの顔は今でも脳裏に焼き付いている。あの私を見下すような目、私をバカにするような発言。 いじめがどんなにつらいことか、いじめられた子供が負う深い傷を、自分自身で体感したのだ。 アイツラがキライ。あんなの人間じゃない。頭がおかしいんじゃないか。そう思っても、言っても。 その現状は変わらない。つらいつらいつらいつらい、、、そうやって嘆いて、泣いて、を繰り返す日が続き、 ついには、ベランダに立って、ここから落ちたらどうなるのかなと、包丁を持って、これをさしたら楽になるのかなと考える日だってあった。 でも、それをわかってくれない。みんなみんな、敵なんだ。 みんなみんな大ッキライ。でも、いじめられるくらい弱い自分が、いじめられるくらい嫌われ者の自分が、それの100億倍、大ッキライ。 そして、月日はたち、小学4年生からだったろうか、、、。ようやく、自分がいじめられなくなった。 辛かったあの日のことを今でも思い出す。いじめていたのに、今では平気に話してくるあいつも、いじめていたことを忘れているあいつも、みんなみんなワタシノテキ。 絶対に、許さない。こればかりは許したくない。許さない。ぜったいに、フクシュウシテヤル、、、。 始まった。私の計画が。 まず、いじめの主犯格だったKに目をつけた。6年のとき同クラになったのをチャンスだと考え、距離を詰め、とにかく仲のいいふりをした。 Kは、覚えてなかったんじゃないかな。私と話すときに動揺が感じられない。それに対する恐怖も何も感じられなかった。 私をいじめていたことを忘れるなんて、、、フザケルナ、フザケルナヨ、コロシテヤル。ゼッタイニ、ユルサナイ、、、。 壊れていったんだ。あのときと同じ。常に死にたい死にたいって考えて、死んだら楽になれるのかって考えて、結局つらくてつらくて仕方がない。趣味なんてやってもなんだかやる気が出ないし、死にたい死にたいって考えが私の頭を支配していく。 Kに近づいた理由、それは、Kと仲良くなって、最後にアイツを裏切る。仲間だと思ってたやつからの裏切りがどんなにつらいか、そして、裏切られた原因が自分だったときの絶望を味合わせる。 私の計画は結構簡単に進んだ。 あいつは本当に私を仲間だと思ってたのかな?本当に、反吐が出る。 そして、一つずつあいつの情報を集めながら、裏切りの計画が進んでいった。 またさらに日が経ち、情報もそれなりに揃った。 大丈夫、私ならできる。あいつを地獄の業火に焼かれたかのような、そんな状態にしてやるよ。 大丈夫、大丈夫、怖くない、怖くない、、、罪悪感もある。正直そっちのほうがある。 だけど、あいつがした罪の深さは、どんだけ深いか、、、計り知れないくらい深いと思うよ、私は。 でも、でも、、、 結局、しなかった。計画ももうやめた。 いじめられてたからなんだ?いじめられてたのは事実、だけど、その事を忘れて、私の仲良くしてくれるなら、問題はないのではないか? なんで、私はしなかったのか。それは、この歳になってもわからない。いや、もうこんな友だちがいるのに、考える必要がないんだよね。 今はもう、つらくない。 おまけー裏切っていたら?編ー いや、違う、あいつは私を奈落の底へ落とした張本人だ! 私はあいつに、地獄を味合わされたんだよ!何もしてないのに! 裏切って、やった。 でも、でも、なんだ、、、なんだろう、、? やらなきゃよかった。なんでそんな顔をするの?あなたが悪いんだよ? 「俺、、が、いじめ、てた、お前、、、」 なんで、そんな事言うの? 、、、フクシュウなんて、しなければよかった。それなら、ちゃんと仲良くできたのかな、君と、、、ね、。