雨上がりの公園
やっぱり、雨上がりの公園はさびしい。 私は、紺野天音(こんのあまね)。 ポニーテールの黒い髪に、桃色の目が特徴的だ。 私は、公園をのぞいた。 一人だけ男の人が座っているのが見えた。 年は天音より一つ上だろうか。 男の人は何かをじっと見つめている。 私は普通の人より好奇心が強い。 私は男の人の座っているベンチへ向かった。 「何を見ているんですか?」 反応はない。 栗色の髪に、大きな目。結構かっこいい。 私はやっと気付いた。 この人、寝てる。 下を向いて何かを見ているのではなく、 下を向いて寝ていたのだ。 もう日が暮れる。 (起こしてあげよう) そう思った私は、男の人をポンポンたたいた。 「起きてくださーい。」 「ん・・・いた・・い・・・。」 男の人はベンチから起き上がり、私の方を向いた。 「もしかして、キミ、紺野天音さん?」 「えっ、あっ。」 「うん。」 私はあることに気付いた。 私は、男の人を見て言った。 「もしかして、牧野蓮(まきのれん)さん?」 「えっと・・。」 「うん。え・・・はい。」 私たちは顔を見合わせた。 「・・・。」 おしまい。