彼は図書館の虫 《恋愛小説》
「あのさ…なんでいつもいるの?」 「それは…」 「はぁ。今日もつれないなぁ。」 私は高校3年生の海島 みつる。今日もぼっち。勉強も運動もすきじゃない。 こんな私っていていいのかな。いなくなった方がいいんじゃないかな。って毎日思う。 「ちょっと肩の力抜いて、リラックスしてみ!リラックスするには図書館がいいよ!ね!」 母が言った。どうせ好きな人とデートするんでしょ。私がいらないんでしょ。 私は近くの図書館に行き、宿題をした。 「ためになる本ばかり。借りていこうかな。…あっ!」 ボトッ 「あのー落ちましたよっ。」 そう言って本を拾ってくれたのはかっこいい男の人だった。 「あっ、その、えと、ありがとございますっ!」 は、はずかしっ!帰ろ! 「あの!ぼく最近引っ越してきた鷺沼(さぎぬま)竜です。」 「あ、えと私の名前は海島 みつるです。」 「みつる!みつるちゃんって呼んでいい?」 「ふぇっ!え、いいよ!」 いきなり名前呼びっ!! 「実はね僕このまちのことわかんなくて。でもお母さんが唯一図書館だけ教えてくれて来てみたかったんだ。僕図書館の虫だから!みつるちゃんも本好きなの?」 「うん…まあ…」 嘘ついちゃった!でも昔から図書館に駆け込んでたしなぁ。好きっちゃ好き?かも 「ほんと!いいよね!本って!」 そして私と竜くんは距離をつめていった。 毎日のように図書館にかよって挨拶して。 ある日竜くんは来なくなった。 まさかと私は考えた。嫌な気配がしたからだ。 竜くんの家に駆け込んだ。すると竜くんは病院に搬送されたらしい。 「竜!くん…」 「あ、みつるちゃん!来てくれたの?ありがと。」 「…ねぇ聞きたかったんだけどさぁ。なんでいつもいるの?図書館に」 「え?」 「本が好きなんじゃなくて他のことでしょ?」 ギクッ 「僕はね本が好きだったんだけど途中から違うんだ。」 「なに?」 「みつるちゃんに会うため!」 「ええ?ほんとに?」 私は思わず聞き返した。 「ふふっ!はじめてまともにしゃべってくれたね。僕は持病もちでそう長くはいきられない。だから、最後にみつるちゃんにだけでも会いたかったんだ。」 「そうなの?なんでいってくれなかったの!」 涙がぽろぽろ出てくる。 「みつるちゃんが泣くと思ったから。大好きだよ。いつまでも。ずっと!」 「私だって大好き…」 竜くんは息途絶えた。 一年後 君はどうしているのだろう。逢いたいよ。すごく。ぼっちのわたしが輝いているようだったから。ずっと見ててね。竜くん。 いかがでしたか?伝わらなかったらすいません。それじゃ!