あの人のせいで。
今なぜ僕はここにいるのだろう。 ふとした瞬間いつもそう思う。 早く死んでしまえばよかった。 どちらにせよ僕がこの世界の真ん中で深く 生きたいと望むことはないのだ。 さっさと死んでしまおう。 僕は屋上の階段へと一歩ずつ足を踏み出した。 一段一段上がるごとに心臓は今にも破裂しそうなくらい「ドク」「ドク」と音を立てた。はやく、はやく。 屋上へ着く頃には僕の緊張も無くなっていた。 軽く深呼吸をする。 もう、死んでしまおう。 早くこんな薄汚い世界から抜け出してしまおう。 僕は長年使われてこなかった趣のあるフェンスへと手を伸ばした。 足をかけ、そこから飛び降りる準備をする。僕の鼓動は速まる。 はやくおりないと。 早く。 早く。 数分間己との葛藤を繰り広げていたにもかかわらず、結局、僕は降りることが出来ずに、いつの間にかフェンスの後ろへと戻っていた。 体は全身震えがひどく、なかなかおさまらなかった。 「どうして……」 まただ。 また死ねなかった。 目から自然と涙が溢れた。 どうして。 どうしてだよ。 僕を死へと結びつけてくれないのはなぜだ。どうして。 どうしてなんだよ。 僕はフェンスを、拳で力いっぱい殴った。 指の隙間からは、まるで絵の具みたいな真っ赤な血が流れている。 なんでだよ。 なんで……。 不思議なことに、何故か痛みは感じなかった。 くそ…………。 「大丈夫だよ、きっと。石黒くんは強いから。」 「…はっ」 彼女の声が 耳へはっきり、透き通るように聞こえた。 大きくぱっちりとした二重、薄く平べったい唇、すらっとしたまるでモデルのような体型をした"あの人"のことを思い出した。 そうだ、こうなったのも全部、あの人のせいだ。 僕を死にたくないという気持ちにさせたのも。 まだここにいたいと思わせたのも。 全部全部。
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とっても上手…!
花凜です(。´・ω・`。) .。o○本題○o。. とっても上手…! では(。・ω・)ノ゙
いい話
いい話だと思った!! 石黒君お幸せに!!
....!!
ども∩(。・ω・。)∩遊兎だよん ____________ 最初見た時.「おぉ...。重い系か...」って思ってみてた。けど全然飛び降りないからなんで降りないんだろうと思ったら石黒くんは.その彼女が好きだったんだね!!だからまだ未練とかがあって死ねなかったのかな...!石黒くんがその可愛い「彼女」と幸せになってその日のように死にたいって思わなくなるといいなって思った。実は私も嫌なときは消えたくなるけど結局怖くてできなくて...。もうちょって生きてみようと思えたよ。ありがとう!! またぬん~(*'▽'*)/