短編小説みんなの答え:0

勇者の幼馴染のはなし

勇者が世界を救った。 勇者の名は、ナストと言う。 私はそいつの幼馴染で、ナストが"ただの少年"だった頃から一緒に遊んだりしていた。 ナストが勇者になって、村に帰ってきた後も、私たちは一緒だった。 ナストはこれからもずっと、自分と一緒にいるに違いないと思っていた。 だけど、ある日。 ナストは、突然姿を消した。 私はナストがどこに行ったのか、村長に聞いた。 すると村長は、穏やかな表情を崩さずに、 「ナストは、遠いところに行ったんだよ」 そう言った。 私は、村長の言ったことに納得いかなかった。 そこで私は、周囲の反対を押し切り、ナストを探しに一人旅をすることにした。 世界中を巡り、ボロボロになりながらもナストを探し続けた。 そして、旅を始めて1年経ったある日。 とある村で、旅人と会った。 その旅人は、私と同じくらいの背丈で、 かなりボロボロな身なりをしている。 「君は、どうして旅をしているの?」 旅人は、私にそう聞いてきた。 私がナストのことを話すと、旅人は少し考えて、 「ああ、勇者か。そいつのこと知ってるよ」 そう言った。 「知ってるんですか!?教えてください!」 「いいよ。僕、何年か前に、勇者に会ったんだ。そいつによると、世界を救って暫くは普通に生活してたんだけど、何年か経ったある日、急に村中の人から『お前は魔王を倒し、世界を救った。しかし、魔王以上の力を持つ者は、人間としてこの村には居させられない。出ていけ』みたいな事言われて、出ていったんだって。多分、もう死んでるよ。あいつ、居場所なかったっぽいし」 「…え…?」 私は呆然とした。 ナストがもう死んでる?信じられない… 「…ナスト…勇者は死んでいないわ。きっとどこかにいる。どこかに…」 「…信じないならそれで良いよ。けど、旅はやめた方がいい」 「…いいえ、やめない。ナストを探す……旅人さん、ありがとう」 私はそう言って、そこを後にした。 「……人にお礼を言われたのは何年ぶりだろう」 僕は、女の旅人……かつての幼馴染の後ろ姿を見送りながら、呟いた。 「悪いけど、巻き込む訳にはいかないよ」 すると、 「いたぞ!魔王だ!!」 後ろから声が聞こえた。 「……僕が悪い事したことあったかなあ?どいつもこいつも僕を勝手に決めつけやがって」 この逃げ惑う日々はいつまで続くのだろう。 僕はそう思いながら、瞬間移動の魔法を唱えた。 めちゃ長くてすみません。 どうでしたか! 完全自分の趣味で書いたので、変なところあったらすみません。 では。

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