闇の世界
別に、傷つけようとしたわけでもなく、この日常を壊そうとしたわけでもない。 ただただ、平和に暮らしてたかった、、それだけ なんで?と言った君の眼には光はなかった。 このままで、ずっと過ごせると思ってたの?助かると思って、ひたすら願って。ずっと人を嫌って偉そうにしてたのに、今になって他人を頼るの? 私たちは誰もいない、闇の世界に閉じ込められていた。ただひたすら暗く冷たく寂しい世界に。 学校にいろいろな理由で行かなくなった私を入れて4人の女の子。全員高校生くらい 私は人が嫌いだった。自分の事しか、考えられない人間という生き物が、、 もう一人は、嫌われないためとかいじめられないためとかで自分を隠すのが嫌になっていた。自分のありのままでいたかった子 もう一人は、自分を否定されて自由になれなかった子 もう一人は、自分が好きな事だけを考えて大切な人を傷つけた子 そんな4人はもう、ここに来た時点で諦め、消えようと思っていた、 一人目に紹介したこの名前は瑞華、二人目はさよ、三人目は加乃 そして、私の名前は美玖 「瑞華」もう、いいんじゃない?あなたたち嫌になってるんでしょ。このばかげた人間に支配された世界を 「さよ」別に、、 「加乃」あんたがどうしようと私たちには関係ない。消えたいなら消えればいい、そんなの私たちが決める権利はない 「美玖」逃げられない、今更。私はそう思ってる。 「瑞華」何?それ。自分たちだけ強がってたいの?同じなのに?私と、あなたとあなたとあなたと全部同じ立場に置かれている人間 少しも変わってない。他人や大切な人さえ守れないあんたたちに、自分を守る力なんてあるの? 「加乃」分かったわよ。あんたを消えさせない。確かに、あんたが言っていることの全部が間違ってるわけじゃない。私たちも一応 仲間ってことなんだし、 「美玖」そうだねっ。私たちは仲間。消えさせたりはしない。みんなを救おう、皆で帰ろう! 「さよ」うん、私も 本当は、私も消えようとしてた。でも、なんとなくここで消えたら負けな気がした。あんなに消えたがっている瑞華を消えさせたくないのはなぜだろう でも、、そんな思い通りには進まなかった。 「瑞華」結局どこに行ってもただ闇。意味ないんじゃない?こうやって、無理やりあがくの。しかも、救う行動なんてしてなかったじゃない。意味なんてない。そんなこと最初から分かってた。なら、最初に救ってくれるかもとか救われるかもとか思わないで、消えたがましだったな~。でも、もういいや。消える 「美玖」ちょっと、大丈夫。まだ始まったばっかり、、、 「瑞華」なんで? 「美玖」え、 「瑞華」このままでずっと過ごせると思ってたの?助かると思って、ただひたすら願って。ずっと人を嫌って偉そうにしてたのに、今になって他人を頼るの? 「美玖」そんなつもりはないけど 「瑞華」どうせ消えるしかないんだよ?ほら~、みて。この黒い世界。みんなただただ絶望してるよ~w 意味ないでしょ。こんなところ。親なんてどうでもいい。私は誰のことも考えずに消える。それがありのまま!だって、これ以上なにができるの?何もできないでしょ?どうしようもないでしょ?じゃあね。少しでもあんたたちと居れた時間はよかったかも 「加乃」そんな簡単に言わないでよね、 「瑞華」ん? 「加乃」消えたい?そんなのあたしたちだってそうだよ!矛盾してる世界でただただ生きる。くだらない!でも、そういうことじゃないでしょ?あんたはありのままを見つけられないままでいいの?こんなくだらない世界でずっと生きて、それでくだらない死に方をするの?何の意味もなく?大切な人や、自分を大切にしてくれている人の事も考えないで、自分勝手に行動するなんて、そんなのありのままなんかじゃなくてただのわがままだよ! 「瑞華」じゃあ、誰が私の事大事にしてるっていうの?親?友達?どうせ、そんなの規則正しく、親だから子供を育てる、友達だから喋ったり遊んだりする、っていうことに従ってるだけ。本当の愛情?そんなの、ないわよ!くだらない。 「さや」あるよ、、だって、少なくとも私は、私たちは、瑞華のこと、大切に思ってるもん さーっと優しい風が吹く。涙が溜まった、瑞華の瞳に光が灯る。 「瑞華」いいの?私なんか大事になっちゃって 「美玖」当たり前でしょ!仲間だからね!仲間じゃなかったとしても、私は瑞華という一人の人間が大事だよ? 「瑞華」、、、うん。分かった。もう少し、消えないで生きてみるよ 今日も銀色の風が吹く。青春ってこういうことなのかな?これがたとえ、青春じゃないかったとしても、私はこの三人と居れる今という時間の幸せさを今、身をもって感じた気がしていた。 これからもがんばっていきていこう