短編小説みんなの答え:5

俺の担任は「悪魔」でした。

俺は現在進行形で反抗中だ。 何故かって?先生たちが理不尽だからだ。俺のことを止める先生たちはいない。みんな怖がってるそう。因みに俺の名前は「夜月 李夢(よづき りむ)」だ。 俺は今日の授業中も抜け出して、コンビニへと来ていた。大好きなアイスを買って、近くの公園で食べるとしよう。 街は卒業や進学・進級ムードが漂っている。…まぁ、俺には関係ないんだが。来年から受験生?んなことわかんねーよ。 この時の俺は何が起きるのか、知る由も無かった。 季節は巡り、俺は晴れて中3となった。クラスは3-9だ。俺の学校は10クラスまである、いわばマンモス校という奴だ。 さーてと、担任は誰だろうか… 「3年9組の担任となる先生は、牧原 晴(まきはら はる)先生だ。では自己紹介を。」 「はい。私の名前は牧原 晴と申します。ハル先生とでも、呼んでください。担当教科は理科です。仲良くしてくださいね?」 なんか、異様な雰囲気がするな…。まぁ、俺には敵わないだろう。 こうして俺の中学校最後の生活が幕を開けた。 さーてと。退屈な授業を抜け出すとするか…最初の授業は、なんとも退屈である理科だ。実験の時はまだいいのだが、考察なんてさせるなよといったところだ。では、抜け出すとしよう。 俺は教室を飛び出して、数分経った頃にはコンビニでいつものアイスを買って公園に来ていた。やっぱりアイスはうまい。 俺がアイスを食べ終え、スマホを見ていると、後ろからガシッと肩を掴まれた。 なんだ?と後ろを見るとそこにはあの担任が。 そうか。この人、新卒の教師だった。俺のこと、知らないんだ。仕方ない、分からせてやろう。 「なんだよ?俺、今スマホを見てリラックスしてたんですけどー?何か文句ですかー?先生?」 「なんで、授業を抜け出してスマホを見ているんですか?今は学校の時間ですよ?」 「授業なんて退屈なだけだろ?先生はさっさと学校に帰って授業をしてればいいんじゃないですかー?」 「夜月さん、今は学校の時間なんですよ?なんで抜け出しているんですか?」 「先生に関係あるかよ。てか、ずっと笑顔で敬語なのやめろ。吐き気がする。」 「じゃあ、辞めてあげますよ… ''早く戻れよ。李夢?''」 口調を変えた先生は、もう先生の顔ではなかった。 「早く戻ってこいよ。俺がお前の悪魔になってやる。」  そこから、俺の意識は途切れた。 「ん…」 俺が目を覚ますと、白いベットにいた。保健室か? ということは、学校に戻されたってことか… 「李夢、目覚めたか。ここが学校だってわかるな?」 「はい…」 「俺、今からお前が元に戻るように指導してやるよ?」 「は?何言ってんのアンタ。」 「さっき言っただろ?俺が『お前の悪魔』になるとよ」 「ふざけんな。お前に何ができるっていうんだよ?」 「まぁ、俺が立ててる計画としては、お前だけ特別指導ってことで、放課後、みっちりやっていこうと思ってる。」 「はぁ?!いくわけないだろ!」 「俺がそうはさせない。覚悟しとけよ?」 先生がニヤリと笑った。 この時から何回も逃げようとしたが、それを何度も阻止され、何時間もの説教だ。先生はマジで悪魔なのかと錯覚したくらい。 ある日先生が聞いてきた。「李夢は、なんで反抗するようになったんだ?」と。 俺は、ただ人が嫌いだった。明るい世界にいる人達が、暗い闇の世界にいる俺を救ってはくれないと。わかってしまったんだよ、俺は。俺はひとりで生きていくしかない、と。俺が知らないうちに言葉となって出てきてたらしい。 「李夢、そこは間違えるな!なんで1人で生きて行こうとするんだ、よ…。お前は…!」 そこに居たのは「先生」でも「悪魔」でもない、俺と同じ「闇を抱えた人間」だった。 「俺も、お前みたいな中学生だった。何度も抜け出して、何度も怒られ、ただ聞く耳を持っていなかった。そんな時、俺の前に1人の先生が現れた。その先生は俺に色々教えてくれた。生きる意味を。勉強の大切さを。社会で生きる術を。全て教えてくれた。だから俺は教師を目指したんだ。『俺みたいな奴がいたら必ず助けよう』と思って。」 そんなこと初めて聞いた。まさか、あの先生がそんな人だってことを。この時、俺に初めて夢ができた。「教師」という夢を。それから俺は猛勉強した。教師になるために。 「皆さんこんにちは。3-7の担任になりました、夜月 李夢と申します。よろしく。」 見ての通り俺は、晴れて教師となった。担当教科は理科だ。 「授業はじめるぞー」 俺がそう言うと早速授業を抜け出す奴がいた。さーてと捕まえるか。 「なんですかー?先生?」 「お前…」 「は?」 「''俺がお前の悪魔になってやるよ''」

みんなの答え

辛口の答え

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めっちゃいい!

めっちゃいい!!何回も読みたくなる!


めっちゃ上手!!

こんちゃっ(^^♪花凜です(。・ω・。) 【本題】 めっちゃ上手!! 読んでくれてありがとう(*'ω'*)ばいちゃっ(^^♪


wow!

やっほっほー!珊瑚だよん! 早速本題にざっぶーん! すごい! あいすらてさん、センスありすぎ! 「俺がお前の悪魔になってやるよ」 かっこよ! 次に繋がるのもいいなあ! 海に戻るねー!ばいばい!


すげえ!

ヤホ!今日改名した千星です!よろしく! *・゜゚・*:.。..。.:*・'START'・*:.。. .。.:*・゜゚・* 新米教師と反抗期の李夢との関係がとっても大好き! あと、最後李夢の「俺がお前の悪魔になってやるよ」ってセリフ、先生とかぶってるのが、とってもいいと思う! とりあえず、全てがすごい! あいすらてさんの小説を他にも読んでみたい! *・゜゚・*:.。..。.:*・'finish'・*:.。. .。.:*・゜゚・* ばいちゃ!


感動!

これがまさに憧れってものですね…! どうも、寧(ねい)です! 読ませていただきました! こういう心の豊かな人に憧れる人が増えて、 世の中がさらに豊かになっていくと良いですね! また、相手に対してしたことでなくても、実際に誰かに憧れてもらえると、認めてもらえたようでなんだか嬉しくなりますよね! 素晴らしいお話、ありがとうございました!


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